除染土壌搬出、稲田・西袋3行政区で前倒し

 須賀川市は今年度、除染除去土壌搬出作業を長沼・岩瀬・仁井田の21行政区で実施し計画通り進捗していることから、来年度予定していた稲田・西袋の3行政区を前倒しで作業に入れるよう住民説明会などを行った。早ければ来年3月頃から住宅から積み込み場への搬出作業が始まる。
 対象となるのは稲田地区の泉田(4500立方㍍)、西袋地区の袋田(2000立方㍍)と大桑原(7500立方㍍)で3行政区合わせて約1万4000立方㍍。
 今月28日までにそれぞれの行政区への住民説明会を開き、積み込み場や作業の実施時期などの協議を終えており、準備が整い次第、来年3月頃の搬出作業着手が見込まれる。
 原発事故に伴う除染土壌の運び出しは市内全域で約20万立方㍍あり、昨年度までに4万50000立方㍍の搬出が完了した。
 今年度中に長沼・岩瀬・仁井田21行政区分約5万3000立方㍍分の搬出作業が順調に進捗し完了が見込まれることから、市は早期作業完了を目指し、来年度予定分の一部前倒しを決めた。
 国は令和3年度中の中間貯蔵施設への除去土壌搬入を目指しており、市としても一日も早い住民不安の払拭を目指して住宅除染実施順に作業を進めていく。国からの次年度分搬出量が示されていないが、作業が順調に進めば令和2年度中に国道4号線以西地域からの搬出作業準備が整う見通し。