天栄村小中学校のあり方検討委員会

久保教育長から諮問書を受ける天野委員長

 天栄村教委は教育上望ましい学校規模のあり方を議論する「村小中学校のあり方検討委員会」を立ち上げ、児童生徒数や教職員配置数が減る中、村の将来を担う子どもたちが充実した教育を受けられる環境整備を図るため、今年度中に方針を検討する。第1回検討委員会は21日に文化の森てんえいで開かれ、久保直紀教育長が諮問書を交付した。
 村教委はこれまで「村立学校の未来を考える会」、「教育拡大会議」、「学校運営協議会」などを開き、学校統合を含めた学校規模等の適正化について協議してきた。
 村では現在小学4校に238人、中学2校に143人が通っている。
 このうち湯本小は1年1人、2年2人、6年5人の全校児童8人で、小小連携を通年で行うなどして少人数ながら充実した教育環境を整えてきた。
 だが現在の6年生が中学校を卒業する4年後には湯本中の生徒数が0となり休校を余儀なくされ、学校運営や地域行事等に支障を及ぼすことが懸念される。
 また学校施設では老朽化や耐震化に対応した改修工事を行ってきたが、数年後には広戸、牧本、大里の3小学校の経過年数が40年を超え、湯本中のプールは震災の排水管等破損で現在も使用できないなどの課題もある。
 委員会は学識経験者、村議会議員、区長、校長、保護者代表など21人に委嘱状を交付し、天野和彦福島大特任教授を委員長に、森史好牧本小PTA会長を副委員長に選任した。
 久保教育長は「村の喫緊の課題である学校規模の適正化に正面から向き合い、保護者や地域住民とともに課題を分析し、地域の子どもたちを健やかに育んでいくための最善の選択につなげていきたい」、天野委員長は「子どもたちが村をふるさととして大切に思えるよう、今後どういう教育をつくっていくか、未来をつくる話し合いをしていきたい」とあいさつした。
 第1回は村の現状と課題を共有し、活発に意見を出し合った。委員会は今年度3回を予定し、2回目で第1回の意見を検討し、3回目で今後の学校のあり方について基本的な考え方や具体的な方策についての答申案を固める。
 なお湯本小学区の未就学児数は21日現在で12人。年齢別にみると0歳5人、1歳1人、2歳3人、3歳1人、4歳1人、5歳1人、6歳0人となっている。
 村内では平成14年3月に児童数減少で羽鳥小が閉校し、湯本小と統合した。当時児童数は8人で、うち3人が同月に卒業、4月には1人が入学を予定していた。