「牡丹焚火」の記念碑寄贈

江持石の風合いを活かした「牡丹焚火」記念碑

 須賀川市陣場町の深谷石材店(深谷勝俊社長)は、初冬の季語として歳時記に収載されている「牡丹焚火」記念碑を市に寄贈した。除幕式は16日、設置された牡丹園正面入り口右手で行われ、須賀川産江持石で作られた高さ約180㌢の記念碑がお披露目された。
 「牡丹焚火」は昭和53年に季語収載され、これまで牡丹園を通し様々な俳句が詠まれ、長年にわたり須賀川牡丹園を守り維持管理してきた柳沼家や牡丹園保勝会をはじめとした全ての人に感謝を込め、昨年の「松明あかし」歳時記収載に合わせて記念碑を製作した。
 牡丹園は四季を通して様々な自然を楽しめる国指定名勝であり、周りの風景と調和を図るため、石の加工は最小限にとどめ、江持石の風合いを活かした。
 石碑と台座は自然石で、幅160㌢、奥行き140㌢、高さ180㌢。中央の「牡丹焚火」の文字は森川光郎桔槹吟社代表が揮ごうした。
 除幕式には橋本克也市長、森川代表、牡丹焚火講演会講師の片山由美子さん、深谷社長らが参列した。
 橋本市長は園内藤棚近くの石碑に刻まれた、牡丹園初代園主で俳人の柳沼翁が詠んだ名句を紹介し「牡丹焚火をさらに多くの方に楽しんでいただけるよう期待します」とあいさつした。
 森川代表は除幕式を記念して詠んだ「老いのみち牡丹焚火の香のままに」の自筆色紙を深谷社長に寄贈した。
 記念碑を除幕し江持石の風合いをそのまま活かした全容が披露されると、来場した市民や俳句愛好家らから拍手が聞かれた。
 橋本市長から感謝状を受けた深谷社長は「記念碑とともに牡丹園も未来永劫、末長く愛されるよう願っています」とあいさつした。
 「松明あかし」季語収載記念石碑は、翠ケ丘公園五老山入り口近くに設置されている。