激戦の県議選スタート

 任期満了に伴う県議会議員選挙は31日告示され、須賀川市・岩瀬郡選挙区は定数3に対し、表明していた現職2人、新人4人の6人が立候補を須賀川市選管に届け出た。
 午前10時現在で立候補したのは届け出順に現職・国民民主党5期の宗方保氏(71)、新人で日本共産党公認の丸本由美子氏(57)、新人で無所属の吉田孝司氏(41)、現職で無所属6期の川田昌成氏(76)、新人で自民党公認の渡辺康平氏(34)、同じく新人で自民党公認の水野透氏(52)。他候補出馬の動きは見られない。
 各候補は選挙事務所などで出陣式と第一声を行い、集まった支持者らに力強く支援を訴えた。
 須賀川・岩瀬郡選管調べの30日現在有権者数は、須賀川市6万3933人(男3万1353人、女3万2580人)、鏡石町1万457人(男5080人、女5377人)、天栄村4838人(男2376人、女2462人)で計7万9228人(男3万8809人、女4万419人)。
 各候補第一声は次の通り。
【宗方保候補】須賀川市本町の結の辻で出陣式を行い、経験や人脈を活かした実績をアピールし「選挙戦でしっかりした成果を出し、県議として再び4年間本気の仕事をさせてほしい」と訴えた。
 「今ふくしまに真剣!」のスローガンとともに壇上に上がり、台風19号被害対策と地域医療の問題を争点に挙げ、地域の声に耳を傾けながらピンチをチャンスに変えるアイデアを県に提案するなど、現職として既に対策に取り組んでいる姿勢を強調した。
 震災復興やまちづくりに取り組んできた実績も説明し、トップ当選へ強力な支援を呼びかけた。
 応援に駆けつけた玄葉光一郎代議士は「地域の喫緊の問題も宗方候補とともに解決へ取り組みたい」と連携をアピールした。
 髙木茂保後援会長、高橋秀勝選対本部長があいさつしたほか、来賓4人が激励した。
【丸本由美子候補】須賀川市南町の選挙事務所前で出陣式を開いた。
 新婦人会有志後援会の片野ミチ子さん、大内真理共産党宮城県議、大内久美子同茨城県議が激励し、志位和夫党委員長や岩渕友参議院議員らの応援メッセージを披露した。
 丸本候補は「こんな時だからこそ災害に強い暮らし最優先の県政を目指していかなくてはならない。ぜひ、みなさんの手で私を県政に押し上げて下さい。県民一人ひとりに寄り添う政治を作る、このことこそが私の果たすべき役割です。須賀川・岩瀬地方から初めての女性県議の誕生をぜひ党派を越えたみなさんで押し上げて下さい。災害に強いふくしまを作るために不要不急の開発を見直す、命を守る県政にしなくてはいけない」とし、地域医療を担う公立岩瀬病院を守り、統廃合に揺れる長沼高校存続も強く訴えた。
【吉田孝司候補】須賀川市大黒町の選挙事務所で出陣式を行い、多くの支持者の前で強い熱意を語った。
 吉田候補は「これまでの昭和平成の古い政治の体制を、今こそ新しい令和の時代に、革命をおこさなければ、福島県の須賀川・岩瀬管内の改善をしていくことはできない。私は2つのことをやらせていただきたい。1つ目は防災減災対策で、2つ目は医療介護福祉の充実です。公立岩瀬病院をどうするか。市内2つの病院が協力し、私の母校である県立医大の協力を得て、最終的には福島県立医科大学付属病院に変える。それが私の具体的な政策であります。医療の人脈、議員としての経験、すべてを活かしたい」などと支持を訴えた。
 出陣式では管野佐智子元代議士が「安心して暮らせる地域社会を作るのを期待したい」とエールを送った。
【川田昌成候補】須賀川市松塚の選挙事務所で春日神社の星正敏宮司による必勝祈願したあと、出陣式に臨み、集まった大勢の支援者を前に気勢を上げた。
 永井敏勝後援会長、大原俊明選対本部長らが「太いパイプを持ち、実行力のある川田さんお願いします」と支持を呼びかけた。
 川田候補は「大きな被害を受け、課題が山積しています。成し遂げたいと思いますので、10日間で1人でも多く声かけ1票でも多くよろしくお願いします。働きます。政治に魂を入れて、地元の発展に取り組んで参りますので、力添えをよろしくお願いします」と支持を訴えた。
 来賓の遠藤栄作鏡石町長、添田勝幸天栄村長、金子定雄県老人会連合会長、大寺正晃市議、伊藤喬岩瀬牧場代表取締役らが激励した。
 必勝ダルマ目入れ、ガンバローコールで士気を高め遊説に繰り出した。
【渡辺康平候補】須賀川地方総鎮守神炊館神社で必勝祈願祭を執り行い、同駐車場で出陣式と第一声で支持を訴えた。
 生田目進選対本部長、厚海徹後援会長があいさつし、佐藤正久参議院議員は「福島県で一番厳しい選挙区がここです。間違いなく自民党が自信を持って公認した候補者。皆さんの期待に応える男です」と激励した。
 渡辺候補は「(台風被災があった)今だからこそ選挙で政治を問うべき。今だからこそ選挙で県政の行方を問うべきです。政権与党だからこそ出来る災害復旧の実現、具体的な政策があると強く強く訴えていきたい。今回の選挙は世代交代が大きなテーマです。時代も代わり、政治も経済も変わっていく今だからこそ、愛すべきふるさとを守るために、世代交代を果たし県政から変えていきたい」と訴えた。上杉謙太郎代議士も応援に駆けつけた。
【水野透候補】須賀川市大黒町の選挙事務所で出陣式を行い、多くの支持者の前に気勢を上げた。
 水野候補は「私が政治家を志したのは5年前であります。市職員時代に東日本大震災大震災を受け、組織の中で職責を全うするだけではなく、市民のために何かできるものをと考えました。災害は毎年のように起きている。皆さんの声を県に伝えるパイプ役に徹したいと思います。そのためコツコツと努力することであります。20年間の行政と市議会議員として経験を活かしていきたい。台風により被災した皆さんの生活を一日も早く戻すために、スピード感をもって取り組む必要があります。私は真面目に、実直に、愚直に働くことができます」などと支持を訴えた。
 出陣式では村田潤後援会長、上杉謙太郎参議院議員、広瀬吉彦自民党須賀川支部長、鈴木正勝公明党県南総支部長があいさつした。