市立博物館企画展「二次元の須賀川」が開幕

様々な資料で須賀川の歴史を振り返る企画展

 須賀川市立博物館の企画展「二次元の須賀川―絵図・写真・絵画―」は29日から始まり、12月1日まで江戸時代から昭和40年頃までの須賀川地域を様々な観点から2次元に表現した約100点の資料に多くの人が関心を寄せている。
 商人の町として栄えた須賀川は観光案内や名所を描いた絵画、税を徴収するための地図など、古くから様々な目的で多くの人の手により2次元で表現されてきた。
 企画展は、それらの資料を横断的に観ることで、2次元化する際の意図や工夫を感じ取り、当時の須賀川を多面的に振り返るなどの楽しみ方ができる内容となっている。
 主な展示物として、須賀川出身の画家・須田?中画伯が昭和10年頃に描いた「須賀川橋」は、釈迦堂川に掛けられた橋の上を自動車と人力車が走る当時の時代性が現れた作品である。また明治時代に作られた観光案内図「朝日ケ岡公園必景」は稲荷神社や運動場、園内の木々、茶屋など園内の鳥瞰図に紹介文が添えられている。
 このほか須賀川城下町の絵図や昭和に撮影された町並みの写真など様々な観点から2次元で表現された須賀川を通して、当地が歩んできた歴史を立体的に浮かび上がらせる。
 会期中の催しとして、江戸時代の絵図などに描かれた場所を訪ね、当時と現在の景観を比較する「二次元の須賀川の今を歩く」は11月16日午前10時から市内を散策する。参加費は300円で、事前申し込みが必要となる。
 学芸員による無料のギャラリートークは9日午前11時から開く。
 観覧料は大人200円、大学・高校生100円。中学生以下、65歳以上、障がい者手帳を持っている人は無料で観覧できる。
 11月3日の文化の日は閲覧無料で、9日の松明あかしはさらに午後8時まで開館する。
 会期中の休館日は11月5日、11日、18日、25日。
 問い合わせは市立博物館(℡75―3239)まで。