JA関係は11億円超の甚大被害

被害を受けた市内和田大仏前地内の果樹

 JA夢みなみ(橋本正和代表理事組合長)は23日、台風19号による全体被害状況を公表した。現在のところ被害額は約11億8500万円に達している。作物や施設の被害は各支店で算出しているため、収穫不可能なほ場など、細部までは現段階では把握できない状況にあり、被害金額はさらに増える可能性がある。
 全体被害概要として阿武隈川や釈迦堂川の河川沿いを中心に農畜産物、農業関連施設、機材において甚大な被害を受けた。園芸施設(付帯器具含む)の流失・倒壊や家畜の流失、水稲では土砂の流失・流入、様々な異物流入による収穫不可能なほ場、強風による果樹類の被害も報告されている。
 JA施設の冠水被害は、支店事務所、直売所、倉庫などの被害を受けた、買い入れした米の浸水被害などは、詳細な被害数量や被害額は調査中である。
 農畜産物の作物被害で一番多いのはハウスキュウリ約5000万円、次にイチゴ約4000万円、シクラメン約3000万円、リンゴ約2500万円、畜産(和牛)約3000万円、トマト、ナス、ニラ、ブロッコリー、大葉、モモ、ナシなどの野菜、果樹、WCS、水稲など被害戸数は745戸、面積は558・13㌶で被害金額が約7億5000万円になる。
 農業用施設被害の野菜、花き、WCS、農業倉庫などは46戸、面積は8・68㌶で、被害金額は約3億7500万円。
 さらにJA施設関連被害状況は東部支店事務所やATMブース、購買店舗、集出荷場、大東支店川東ATMコーナー、石川支店事務所やATMブースなどは確認中のほかに、東部果実選果場、東部ライスセンター、東部支店購買品、仁井田支店味噌加工施設、玉川支店竜崎集出荷所、菌床センター、米(買取米・備蓄米・飼料米)などで被害金額は6000万円。
 確認中を除く被害金額は合わせて11億8500万円に上っている。
 作物や施設被害は算出中の支店もあるため、被害金額は確定せず、農業用施設被害の詳細な被害状況と水稲の生産者ほ場の未収穫など把握できない状況のため、今後も台風19号被害対策本部で調査を進めていく。