県議選告示まであと1週間

 任期満了に伴い31日告示、11月10日投開票で行われる県議会議員選挙の告示まで1週間。立候補者ポスター掲示板が各所に掲示されるなど須賀川市・岩瀬郡選挙区は徐々に選挙ムードが高まっている。定数3に対して現職2人、新人4人の計6人が立候補を表明し、倍率2倍の県内最激戦区の一つとして他選挙区からも各候補の動向に熱い視線が注がれる。
 須賀川市・岩瀬郡選挙区に立候補を表明しているのは、現職6期で無所属の川田昌成氏(76)、5期で国民新党の宗方保氏(71)、新人・元市議で自民党公認の渡辺康平氏(34)と水野透氏(52)、新人・元市議で共産党公認の丸本由美子氏(57)、新人・元鏡石町議で無所属の吉田孝司氏(41)の6人。これまでの阿武隈時報社の取材で、新陣営の出馬に向けた動きは見られない。
 各候補陣営は地縁・血縁を中心とした従来の選挙戦に留まらず、各地で積極的にミニ集会を開いたり、ユーチューブやSNSなどを活用し若者世代に支持と投票を呼びかけるなど新しい戦略で激戦に立ち向かう陣営もみられる。
 全候補者が議員経験者でもあり、これまでの経験や支持基盤を活かし安定した選挙戦を繰り広げる一方で、支持者を総動員した草の根活動、選挙区隅々までを意識したローラー戦略を計画している陣営もあり、現新ともに気を抜けない選挙戦を展開している。
 これまでの取材に対し8年前の実戦を基に得票目標を8000票と答える陣営が最も多いが、さらにトップ当選を目指して1万票以上を掲げる候補もいる。須賀川・岩瀬地方3市町村の全有権者数は約7万9000人。仮に投票率が50%前後では4万票弱を6陣営で奪い合う激しい選挙戦となりそうだ。
 今回の選挙戦は年内執行された選挙の中で最も注目される選挙との声もあり、投票率は5割を間違いなく超えるのではとの見方が有力視される。
 だが13日未明に本県最接近した台風19号の影響は県議選にも表れ、各陣営が告示日前までに予定していた決起集会や総決起大会などが中止をやむなくされたり、浸水被害を受けた須賀川市の浜尾公会堂投票所は今のところ東公民館への変更が決まり、有権者の投票行動への影響も懸念される。
 前回の平成27年県議選は定数3に現職3陣営(川田昌成氏、斎藤健治氏、宗方保氏)が立候補し無投票で決まった。県議選の実戦突入は平成23年以来8年ぶりとなる。
 8年前に行われた平成23年11月の県議選は、定数3に現・新5陣営が立候補し、現職3人が当選した。投票率は47・51%、第3位当選の得票数は8651票だった。