広域消防組合移転・建て替えも検討

記者会見をする水野消防長

 須賀川地方広域消防組合(水野弘美消防長)は21日、記者会見を開き、台風19号により浸水被害を受けた消防庁舎等の状況を説明した。水野消防長は「庁舎、救急車両などが浸水したが、復旧作業により従来通りの活動が可能となった」と話した。
 須賀川消防署は台風19号により13日午前1時頃から浸水被害を受け始め、消防署1階が床上70㌢浸水、緊急車両が浸水するなど被害を受けた。ほかにも消防署員自家用車が約40台が浸水被害を受けたとの情報もある。
 水野消防長は「昭和52年の開庁以来初めての浸水被害で、本庁舎はハザードマップの浸水区域にも含まれていなかったが、今後構成市町村の理解を得ながら被災しない場所への建て替えも視野に入れ検討を進めたい」とし、今後も災害発生に万全を期す考えを示した。
 また市民からの食料の支援や関係機関等の応援に感謝を述べた。
 主な被害状況は次の通り。
【庁舎・設備など】
◇須賀川消防署1階▽1階床上約70㌢浸水(各室床水損、収容物汚損、事務室内壁破損)=改修依頼中▽電気設備水損、受水槽送水ポンプ水損=仮復旧済み▽空気設備(室外機)水損、給湯設備水損、非常電源設備水損=修理依頼中
◇第2車庫1階、訓練灯1階▽コンセント水損、収容物汚損=照明復旧済み、使用可能
◇耐煙訓練棟1階▽コンセント水損、収容物汚損=証明修理依頼中、使用可能
◇屋外変電設備▽計量器水損=修理依頼中
◇長沼分署(階段踊場排煙窓からの雨水吹き込み)、平田分署(書庫天井雨漏り)=経過観察中
【緊急車両】
◇須賀川ポンプ1▽ヘッドライト下まで浸水=修理済み、使用可能
◇須賀川ポンプ2▽一時エンジン始動不可(バッテリー不良)=修理済み、使用可能
◇石川ポンプ1▽冠水地走行後エンジン警告灯点灯=修理依頼中
◇浅川ポンプ1▽右後方点滅等(LED警告灯)不良=修理依頼中
◇旧石川救急2▽車両下部浸水エンジン不動=修理依頼中
【普通車両】
◇消防車広報連絡車▽ハンドル下部まで水没=使用不能
◇消防署軽トラック、本部広報連絡車2台▽ヘッドレス下部まで水没=使用不可
◇須賀川輸送1▽冠水地走行しヘッドライト内に結露発生=修理依頼中