災害ボランティアセンター開設

高齢者宅などで荷物を運び出すボランティア

 須賀川市社会福祉協議会は16日、台風19号の被災者を支援する災害ボランティアセンターを開設し、市民を中心に県内外のボランティア約80人が各地で荷物の運び出しや清掃作業などを行っている。
 ボランティアは浜尾・和田・江持、卸町・館取町・丸田町、下宿・滑川・中宿、前田川・小作田・市野関・下小山田の4グループで数班に分かれ、支援を必要とする一人暮らし高齢者や障がい者世帯を優先して作業にあたった。
 このうち丸田町に住む自営業の女性(75)宅には7人のボランティアが訪れ、畳やタンスなど女性一人では運び出せない荷物を屋外に運ぶなどをした。
 女性は一人暮らしで、就寝していたところ玄関先まで浸水していることに気付き、懐中電灯を振って助けを求めたため救助されたという。
 現在は丸田町会館に避難し、日中は自宅の片付けなどをしているが、床上まで浸水し、屋内は汚泥にさらされており、大型の荷物など一人では対処できない物も多い。
 「一人ではとても作業ができないので、ボランティアの助けが本当にありがたく、人の力はすごいと感じています」と感謝を寄せる。
 ボランティアに参加した会津若松市の男性(51)は「須賀川の状況に震災を思い出しました。同じ県民として何かできることはないかと思い、参加しました」と支援に手を貸す。
 同センターは当面の間、午前8時半から午前9時半まで市庁舎隣の防災広場特設テントでボランティアを受け入れ、支援活動を展開する。17日は約90人が作業に当たった。
 市社協の佐藤健則常務理事は「要望があるうちは活動を続けていきたい。困りごとを抱える人は気兼ねなく連絡してほしい」と述べる。
 ボランティアの参加・要請に関する問い合わせは市社協内事務局(℡88―8211)まで。