地域共生社会へ精神障がい者バスケクラブ

分け隔てなく練習を楽しむ参加者たち

 障がいの有無に関わらず、誰もが手を取り合って支え合う地域共生社会の実現が求められる中、全国的にも珍しい精神障がい者バスケットボールクラブ「福島Dreams(ドリームス)」が須賀川市民スポーツ広場などで活動を始め、スポーツを通じた相互理解の輪が広がりをみせている。
 精神障がい者バスケットボールクラブは競技を通じた精神障がい者の健全な心身の養成と社会参加、社会理解の促進、バリアフリー社会の実現などを目的に全国的に広がっているもので、日本ドリームバスケットボール協会には現在12団体が所属している。
 東北には福島ドリームスのほか青森のチームのみで、そのため同チームの練習には山形や栃木、茨城など近隣の県からも参加者が訪れている。
 代表は県社会福祉事業団相談支援専門員でもある須賀川市在住の精神保健福祉士の安藤俊輔さんが務める。
 安藤さんは京都在住時に同様のバスケットボールクラブに関わっており、地元でも活動を広げたいと、福祉・医療従事者の仲間たちとともに昨年4月にクラブを立ち上げた。
 現在は精神障がい者や家族、福祉・医療関係者、一般の人たち約40人が第2木曜日に市民スポーツ会館で、第1、3、4、5木曜日に郡山四中体育館で和気あいあいとバスケットボールを練習している。
 「まずは楽しく」をテーマにした練習は笑顔が絶えず、参加者も小学生から50代までと年齢、性別も様々だ。
 練習内容はパスやドリブルなどの基礎練習とミニゲームなど。
 「コーチが福祉・医療関係者なので、安心して練習してもらえます」と安藤さんは語る。
 「ドリームバスケットボール・キャラバン 福島ラウンド」を16日に郡山市東部体育館で開き、青森から東京まで約60人がドリブルリレーや試合などを楽しみ、大盛況に終わった。
 安藤さんは競技について「精神障がいを持つ人だけでなく、一般の人にもぜひ参加してもらいたい。そうすることで偏見のない地域共生社会につながってほしい」と願いを込める。
 参加・見学を随時募集している。問い合わせは安藤さんまでメール(fksm_md_bc@yahoo.co.jp)で受け付ける。