須賀川市議会議長に五十嵐氏、副は安藤氏

五十嵐伸議長

 須賀川市臨時議会は12日開かれ、初めての立候補制を導入した議長選にはともに5期の五十嵐伸議員(56)と加藤和記議員(69)が立候補した。投票の結果、五十嵐議員が新議長に決まった。副議長には安藤聡議員(48)=3期=が選ばれた。
 立候補者がその理由や議会運営に関する考えと姿勢などを述べる所信表明会を開くことで、市民に分かりやすい開かれた議会運営を行うとともに、議会における適任者選出の一助とする目的で初めて行われた。
 慣例により最高齢議員の大内康司議員(79)=7期=が仮議長を務め、議会を一時休会してくじ引きで決定した加藤議員、五十嵐議員の順番で所信表明をし、それぞれの考えを示した。
 加藤議員は「無投票に対する市民の声に対し、議会改革を審議する特別委員会を設置するとともに、予算の効率的な活用など市民の負託に応え、二元代表制の一翼を担うべく議員と心を一つにして議会運営にあたりたい」とした。

安藤聡副議長

 五十嵐議員は「議会の場で活動していく議員の責務は、議会活動をさらに活性化させ、役割と重要性を市民の皆さんに分かりやすく積極的に情報発信していくことが大事だと考えます。さらなる議会改革の推進が必要不可欠であり、これまで議会制度特別委員会は4回にわたって報告書を提出し、議会改革に努めてきました。委員会でも提出された、議会に対する議員の理解促進に特に力を入れたい。市議会の諸先輩方がこれまで培ってきた地に足をつけた着実な議会改革をさらに進めていきたいと思います」とし、執行機関と是々非々の信頼関係を築き、議員力を合わせた議会活動の必要性を訴えた。
 選挙は単記無記名で投票を行い、定数24に対し、五十嵐議員14票、加藤議員10票で新議長が決まった。
 得票は五十嵐議員が志政会、須賀川未来会議、日本共産党須賀川市議団、加藤議員が新政会からそれぞれ支持を集めたとみられる。
 当選を決めた五十嵐新議長は、各会派の意見を尊重しながら「中立、公平、公正な議会運営に努め、議員一人ひとりと向き合いながら一緒に歩みを進めてまいりたい」と述べた。
 副議長選挙は安藤聡議員23票、大寺正晃議員1票で当選が決まった。
 安藤新副議長は「五十嵐議長を支え、市民の皆さんの声をしっかりと受け止めて議会運営に努めてまいります」とあいさつした。
 臨時会ではこのほか、常任委員と議会運営委員の選任、須賀川地方保健環境組合議会議員など一部事務組合議員選挙、専決処分報告などを審議した。