江花川で震災の不明者捜索

懸命に捜索する署員たち

 須賀川署(井上俊彦署長)は11日、東日本大震災による藤沼湖決壊に伴う行方不明者捜索を小中地内の江花川沿岸で行った。
 藤沼ダムの決壊により行方不明となっている添田蒼空ちゃん(当時1歳)の捜索を続けており、今回で49回目となった。
 集結式で井上署長は震災当時の被害状況などを説明し「この地で多くの被害が出たことを忘れないでほしい」と訓示した。
 須賀川署員と県警本部警備隊の計40人が河川周辺の草むらや川岸などで汗を流しながら、懸命に手がかりを探したが、遺留品などの発見には至らなかった。
 その後、震災以降に採用された若手署員10人を対象に長沼滝地区などで震災の「伝承教養」を行った。
 被害のあった現場などで先輩署員から当時の状況等の説明を受け、管内の安心安全を守る署員として胸に刻まなければならない震災の記憶について理解を深めた。
 なお同署の行方不明者捜索は今後、湖岸工事などに伴い弾力的に行っていく方針としている。