俳句ポストで大橋さんら40句入選

 須賀川の俳句文化振興と継承を目的に作品を募集している須賀川市芭蕉記念館の「俳句ポスト」今年度第1回入選句が発表された。大橋花音さん(須賀川三小1年)の「ぷっくりとかゆいぞかゆいかのちゅうしゃ」など一般の部6句、子どもの部34句計40句が入選した。
 俳句をより身近に感じてほしいと市内23カ所の景勝地と全16小学校、10中学校に俳句ポストを設置し、今年1月21日から8月27日までに応募のあった一般152人1750句、子ども1437人2581句から入選句を選んだ。
 投句内訳は市内1486人4131句、市外103人200句で、北は山形から南は熊本まで15都県から秀句が寄せられた。
 選者は桔槹吟社の森川光郎代表、同人の髙久田稔さん、江藤文子さん、深谷栄子さん、金子秀子さん、暦日須賀川俳句会の阪路卓美さんが務めた。
 入選句は下半期入選句とともに再度審査し、年間特選句などを決定する。
 第1回入選句は次の通り。
◇一般の部▽武田詩子(山形県)「芭蕉の杖を休ます青田風」▽安藤正博(須賀川市東町)「晴天の赤松の奥白牡丹」▽小針喜久子(同宮先町)「南朝の砦の山も眠りけり」▽髙橋富子(同仁井田)「一山のあをき滴り多代女の碑」▽有馬洋子(同栄町)「赤松の木肌ほろほろ夏兆す」▽関根邦洋(同梅田)「撥条(ぜんまい)のほどけるやうに牡丹の芽」
◇子どもの部▽大橋花音(須賀川三小1年)「ぷっくりとかゆいぞかゆりかのちゅうしゃ」▽添田希逢(西袋一小1年)「しぎょうしきせみのちゃいむなっている」▽渡辺夏穂(阿武隈小1年)「あさがおのはながさいたよひとつだけ」▽斎藤颯太(須賀川一小2年)「夏の風虫のにおいをつれてくる」▽栁沼奏羽(西袋一小2年)「まがってるきゅうりもあねもはんこうき」▽藤島凛音(柏城小2年)「かえるさんしずかにしてねちょっとだけ」▽木船由理(白方小2年)「きんぎょはねひとりがくるとついてくる」▽野崎真穂(同)「いもうとに見つかっちゃったあまがえる」▽張堂春花(須賀川一小3年)「水たまり夏の林がうつってる」▽鈴木楓音(西袋一小3年)「あげはちょういってらっしゃい空のたび」▽上野愛莉紗(柏城小3年)「さかあがり回ってわかった春の風」▽星結月(同)「つばめの子はじめての空ドキドキだ」▽小山杏美(長沼小3年)「池の中かにがぽつんとしんでいる」▽殿原奈津子(白方小3年)「かいだんをひと足ひと足のぼる春」▽阿部愛莉夏(須賀川二小4年)「来てみたら一人もいないキャンプ場」▽渡邉恭平(須賀川三小4年)「土の屋根つきぬけ出たぞふきのとう」▽川口彩夏(阿武隈小4年)「ナメクジのマラソンコースふきの葉に」▽田村悠人(同)「つゆ空の泣きそうな顔ぼくを見る」▽鈴木小雪(柏城小4年)「目を二つのこしてきえた雪うさぎ」▽大槻桃子(大森小4年)「手の中のほたるの光のぞきこむ」▽鈴木靖杷(須賀川二小5年)「こもれびがしずかにゆれるなつのみち」▽野上結羽(西袋一小5年)「木の枝にセミの古着を見つけたよ」▽森心花(阿武隈小5年)「山々を入道雲が飲みこんだ」▽平栗響(柏城小5年)「初日の出海の中から出てきたよ」▽深谷昇生(白方小5年)「たいようとイルカかさなる夏の空」▽田村瑛莉(西袋一小6年)「心まで夏の大空包みこむ」▽今井駿太(同)「行く道の草に隠れた夏の花」▽神山和花(同)「野いちごのちらりと見える草の中」▽三瓶悠人(同)「虫たちと山にかくれる和田大仏」▽安藤和貴(阿武隈小6年)「とう明なトンボの羽が森を来る」▽斎藤祐司(同)「アメンボがプール独走一等賞」▽室井柚(柏城小6年)「藤の花むらさき絵の具たらしてる」▽石井紗佳(長沼小6年)「夏つばきすぐ散るけれど好きな花」▽鈴木穂乃華(須賀川二中1年)「ばあちゃんにもう届いたかな年賀状」