巨大獅子頭20年ぶりの大補修作業

巨大獅子頭「大神楽」を補修するメンバー

 須賀川市八幡町青壮年会(若林俊秀会長)は1日から、明治期に作られたと伝わる同町内会の巨大獅子頭「大神楽(だいかぐら)」の大補修を八幡山集会所で行っている。20年以上ぶりの本格的な大補修に会員30人も作業に励んでいる。
 同町内会では毎年、須賀川秋祭りの大人神輿出陣前や子どもみこしパレードに合わせて大神楽が出演し人気を集めてきた。
 獅子頭の下あご部分など経年劣化がひどい状況にあったことから大補修を決めた。午後7時頃から集会所に集まり作業が始まる。
 これまでも古い写真に大神楽が写っていたりと、長年町内会で受け継いできたことは分かっていたが、今回の補修作業中に頭部分の芯から明治や大正の年号が書かれた書付や広告が出てきたことから、「初代は明治期に作られたのでは」と青壮年会では推定している。
 そもそも八幡町と巨大獅子頭の関連性などははっきり分かっていないが、昔の秋祭りには各町内から神輿の代わりに神楽が出されていたとの情報もあり、当時使われていたものが大事に保管され伝承してきたと考えられる。
 大神楽は横幅約1・5㍍、高さ約90㌢あり、大人1人がすっぽりと中に入って動作を担当する。子どもみこしパレードでも祭り参加者らの健康を願いかみつき、記念の町内手作り木札をプレゼントしてきた。

 補修作業は木材や竹材の型枠に何枚も半紙を貼り重ねて補強し、特に弱い部分や壊れやすい部分は段ボールでさらに強度を高める。半紙の乾燥を待ってペンキで赤と黒の色を付け、新しく作った目や耳などのパーツを付けて秋祭り前には完成させる計画となっている。
 八幡町の大神楽は鼻が黒いためメスだと思われ、青壮年会メンバーらは「作った先人の思いを引き継ぎながら大事に補修していきたい。将来的にはつがいのオスや子どもも作れたら良いですね」と笑顔を見せた。

リズムに合わせて太鼓を打つ子どもたち

 また子どもみこしパレードに向けた、子ども育成会の太鼓練習も1日から本格的に始まり、小学1年生から6年生総勢18人が集会所で本番に向けて熱心に太鼓をたたいている。
 育成会の太鼓演奏は11年前から始まり、子どもたちは「神炊館囃子」(おたきやばやし)をメーンにオリジナル曲の「風」と「空」を発足当時から指導にあたる関根浩二さん(52)らに熱心に教わっていた。
 今年は初めて太鼓をたたくメンバー8人も加わり、パレード本番に向けて子どもたちも懸命に練習を積み重ねている。
 神炊館神社秋季祭典と須賀川秋祭りは14、15の両日にメーンの神輿パレードなどが行われる。子どもみこしは15日午後1時からかぎせい前を出発する。