熱中症で101件搬送

 須賀川地方広域消防本部は今年5月1日から8月28日までの熱中症による救急搬送の件数をまとめた。管内の総数は101件で昨年同期より20件減ったが、例年は50件程度で推移していたため、近年でも多い件数となった。
 このうち熱中症の集中する7月は18件(前年比56件減)、8月は72件(同39件増)で、昨年は7月がピークだったのに対して、今年は8月に最も熱中症が多発した。
 市町村別でみると、須賀川市は7月に6件(同29件減)、8月に39件(同15件増)、鏡石町は7月に2件(同6件減)、8月に9件(同8件増)、天栄村は7月に0件(同3件減)、8月に3件(同増減なし)搬送された。
 程度別では7・8月を合計すると死亡1件(同1件増)、重症5件(同1件減)、中等症48件(同5件増)、軽症36件(同22件減)で、軽症が大きく減ったが中等症の割合が多くなっている傾向がみられる。
 年齢別でみると75歳以上が最も多く47件で全体の52・2%を占める。次いで40歳から64歳が19件で21・1%、65歳から74歳が9人で10%、13歳から17歳が8件で8・9%と続く。男女比はほとんど差がない。
 発生場所は住居が45件と最も多く、全体の半数を占める。そのほか、農地や工場、公衆出入り場所の屋外、道路などが8件から9件程度で並ぶ。
 傾向として高齢者が締め切った屋内でエアコンなどの空調設備を使用せずに体調を崩したり、農作業中に水分補給などをせずに具合が悪くなることが多く、啓発活動などの予防対策が求められる。