須賀川署が年金支給日に合わせ啓発

買い物客らに「なりすまし詐欺」注意を呼びかけ

 須賀川署(井上俊彦署長)は2カ月に1度の年金支給日に合わせて、須賀川・岩瀬地方の金融機関6カ所とショッピングストア2店で15日、買い物客やお盆の帰省客らに「なりすます詐欺被害防止キャンペーン」を実施し、チラシや啓発グッズを配りながら「電話でお金の話があったら詐欺」など注意を呼びかけた。
 街頭啓発活動には須賀川署員と防犯ボランティアら約20人が参加協力した。
 イオンタウン須賀川店とヨークベニマルメガステージ須賀川南店の協力を得て、絆創膏やマスク、ウエットティッシュなどの被害防止グッズとチラシを配り、電話での詐欺だけでなく県内で被害が増え始めている「キャッシュカードすり替え」詐欺に対しても注意啓発した。
 「カードすり替え」詐欺は、警察官や金融庁職員を装った犯人(受け子)が、「あなたのカードから現金が引き出されている」などと、うその連絡をして信じた被害者からカードをだまし取り、別のカードにすり替えて盗み現金を引き出す窃盗事件。全国的にも被害が急増している。
 ほかにも優良サイトの利用料金などを名目に電子マネーを購入させる「架空請求詐欺」被害も後を絶たず、新手のなりすまし詐欺として注意が求められる。
 須賀川署ではチラシ配布に合わせて、「電話でお金の話があった時は詐欺を疑う」、「相手との通話を録音して聞き直す習慣をつける」、「家族間で共通の合言葉を決めておく」などの詐欺被害防止に有効な対策を紹介した。
 買い物客の中には足を止めて署員の注意に熱心に耳を傾ける姿が見られた。
 今年1月から7月末現在で県内のなりすまし詐欺被害は70件1億1778万円で件数は前年を下回ったが、被害額は約1000万円増加。被害の7割は警察官や金融機関職員などを名乗るオレオレ詐欺が占めた。
 須賀川・岩瀬地方は須賀川署の認知件数として被害3件140万円で、架空請求詐欺、還付金詐欺、カードだまし取り詐欺がそれぞれ発生しており、詐欺が疑われる不審電話も相次いでいることから須賀川署では注意喚起している。