須賀川市議選 市制初の無投票当選

午前8時半前に勢ぞろいした全24陣営

 任期満了に伴う第17回須賀川市議会議員選挙は告示の4日午後5時で立候補が締め切られ、定数24に対し、立候補を表明していた現職14人、元職1人、新人9人の全24人が届け出たため、昭和30年4月から続く市議選の歴史で初めて無投票決着となった。当選証書付与式は12日午前10時から市役所で行われる。
 4日は午前8時半の立候補受け付け開始前から全24陣営がそろい、室井宏選挙管理委員長の開始宣言を受けて、予備くじと本くじを引いて届け出順を正式決定した。
 手続きを済ませた各陣営はそれぞれの事務所に戻り、候補者は多くの支持者を前に政策や公約を訴え、広報車に乗り込んで市内各所で支持拡大を訴えた。
 立候補受け付けは午後5時に締め切られ、初の市議会議員選挙無投票は行政無線や市ホームページ、フェイスブックなどで市内外に速報された。
 今後は9月4日の任期スタートまでに会派構成や正副議長選挙など、ベテラン議員を中心とした激しい駆け引きが繰り広げられる見込み。
 市議会初の無投票となった第17回市議選は7月以降、様々な紆余曲折が見られた。昨年末から6月にかけて、複数の新人候補擁立や現職勇退・後継指名などが相次ぎ定数1超の少数激戦とみられたが、先月の立候補予定者説明会後に新人候補1人が出馬を断念し無投票へと情勢は一変した。
 無投票阻止と投票による市民の審判を掲げた元職2人を軸に立候補の動きがみられたが、告示まで1カ月を切った短期決戦は状況的に難しく、ほかの新人候補とともに立候補までには至らなかった。
 須賀川市制スタートによる市町村合併に伴い小選挙区で争われた第1回選挙を除き、これまで最大で9人が定員を超過してきた市議選。別表の通り投票率の低下とともに定数超の人数も減少傾向が続いている。
 初の無投票となった第17回市議選だが、新人が9人立候補する稀にみる改選時期でもあり、今後の議会運営と動向が注目される。