うつみね児童クラブ館新館は11月上旬オープン

阿武隈小南側で工事中の新うつみね児童クラブ館現場

 須賀川市は施設老朽化と定員超過に伴い、児童約60人が待機児童となっているうつみね児童クラブについて、子どもたちが通う阿武隈小校庭南側に新館建設工事を着工している。工事は概ね順調に進んでおり、11月上旬の開館が見込まれる。状況によってはオープンが早まる可能性もある。
 新しい児童クラブ館の建設工事は大和リースが主体となり、今月に入り建設確認申請が下り、準備工事はほぼ完了、現在は掘削・基礎工事を行っている。お盆明けの8月中旬頃から建物の本格的な組み立て工事に入り、リース方式のため短期間で完成し各種検査を受ける。現在の計画では11月から子どもたちは新しい児童クラブ館に通える見込み。
 新館は40人が利用できる区画4部屋を備え定員は現在の約2倍にあたる160人となる。現在の利用者と待機児童を合わせた約140人は全員入所出来る計画となっている。各種備品は児童クラブ館のものを再利用するか新たに購入する。
 1・2年生児童76人が通う現在のうつみね児童クラブ館は、阿武隈小学校から徒歩5分ほどの距離にあり、一定数の交通量がある道路を子どもが横断して通うため安全面にも不安を抱えていた。
 さらに今春から定員を大きく上回る利用希望者があり、施設規模から全員の受け入れが困難になった。
 そのため市は4月から1・2年生のみ児童クラブで受け入れ、新3年生以上は全員入所保留通知を出し、早期に課題解決を図るため新館整備を決め、今年度当初予算に建設費用約3700万円を計上した。
 保護者らは早期の対応などを求める1700筆の署名を提出し、市は半年ほどの工期で完成が見込める、市公共施設として初めてのリース方式を採用し早期に建物を建設することとした。
 現段階で待機児童扱いの3年生40人は、1・2学期は空き教室や体育館を利用した放課後子ども教室「あおぞら子ども教室」に、夏休み期間は東作のぼたん児童館に通い、あおば町でも活動する市民ボランティアが安全を見守る。
 新館はプレハブ造りだが強度などに問題はなく、市としても計画よりも早く子どもたちに安全な放課後を過ごせる環境を提供したいと関係者と協議を重ねている。