仁井田中出身の阿部弘輝選手が決意語る

橋本市長に大会成績を報告した阿部選手

 仁井田中出身で日本の次代を担うランナーとして陸上界の期待を集めている明治大4年の阿部弘輝選手は7月8日から13日までイタリア・ナポリで行われた「大学生のためのオリンピック」といわれる第30回ユニバーシアード競技大会男子1万㍍で準優勝に輝いた。
 南アフリカ共和国の選手に0・18秒の僅差で敗れたが、「十分勝てるレースを落とした悔しさもあったが、結果を残せたのでホッとしたところもある。海外に対する経験値が上がり、自信につながった」とレースを振り返る。
 故郷・須賀川について「偉大な先輩を輩出した土地であり、こうして戻ってくると多くの人が温かい声をかけてくださり安心できる場所。仁井田中時代の恩師からも度々連絡と応援をいただいている。今後は世界の舞台でしっかり戦っていける姿を市民の皆さんに見せていけるよう、一層競技力を上げて頑張っていきたいので、温かい応援をよろしくお願いします」と語る。
 今後のビジョンとして「2024年まではトラック競技で世界と戦いたい」と目標を掲げ、「本格的にマラソンに移行するのはそれ以降と考えている。シニアの大会では日本代表に選ばれるのも厳しい戦いになるため、より覚悟を持ってやっていかなければならない」と強い決意をみせた。
 卒業後は住友電工の実業団チームへの所属が決まっており、同郷でユニバーシアード男子ハーフマラソンを優勝し、旭化成に加入するライバル相澤晃選手について「これから競技をやっていく上でどうしても切れない関係で、良い意味で一生付きまとうもの」と笑顔で語った。
 29日に市役所を訪れ、橋本克也市長に大会結果を報告した。橋本市長は「阿部君の活躍は後輩の励みになる。全市民で応援している。今回の成果を受け、市としても応援をしたいと検討している」と郷土のホープを激励した。