半世紀ぶり「サルビアの道」復活

須賀川橋にサルビアのプランターを飾る須高生

 2020東京五輪聖火リレー通過を盛り上げ、郷土の誇りである1964東京五輪男子マラソン銅メダリストの円谷幸吉選手の偉業をたたえる目的で、「円谷幸吉・レガシーサルビアの会」(会長・安藤喜勝市体育協会長)は24、25の両日、円谷選手の母校でもある須賀川高生徒と一緒に、須賀川駅から中央体育館近くまで、松明通り沿い中心の約3㌔区間にサルビアのプランター700鉢を飾った。
 真っ赤に満開の花を咲かせたプランターが沿道両側を飾り、半世紀ぶりの「サルビアの道 復活」に市民からも歓迎と感慨の声が聞かれた。
 “サルビアの道”は54年前、須賀川高校生徒会が中心となり近隣高校や地元住民も協力して、目抜き通りにサルビアを飾り、大先輩・円谷選手の活躍と五輪聖火通過を盛大に歓迎し盛り上げた取り組み。
 2020東京五輪開催を受けて、母校生が中心となった市民運動を後世に伝えるため、昨年12月にレガシーサルビアの会が発足した。
 半世紀前のサルビアの道で咲かせた種を、実兄の円谷喜久造さんが大事に育て続け、その種からフラワーセンターの協力を得て花苗を約3000株まで増やし、今回の取り組みまでたどり着いた。
 プランターには会活動をPRするシールをすばる作業所が貼付し、花苗の移植は須賀川一小と須賀川一中の児童生徒も協力した。
 24日は須賀川一中で、25日は大黒池防災公園で管理していたプランターを松明通りに並べる作業を行い、会員約30人に須賀川高生徒会とJRCクラブの生徒ら約20人が協力した。
 24日は梅雨明け前にも関わらず、真夏を思わせるような猛暑と強い日差しが差し込んだが、生徒たちは軽トラックに積んだプランターを須賀川駅から駅前通り、須賀川橋、松明通りへと2鉢1組で配置していった。
 作業に参加したJRCメンバーで1年生の矢野倉美咲さんと鈴木菜奈さんは「真っ赤に咲いたサルビアの花を飾って、東京五輪を私たちも一緒に盛り上げていきたいです」と笑顔を見せ、母校の先輩でもある円谷選手について「とても誇らしい思いです。素晴らしい選手だったと今でも感じます」と話した。
 安藤会長はじめ会員らは、プランターを飾る高校生らの活動に対し感謝の言葉を送っていた。
 半世紀ぶりに復活した“サルビアの道”は、花の盛りが終わる来月いっぱいを目安にまちなかを色鮮やかに彩る。来年3月の聖火リレー通過時にもサルビアを飾れないか、関係者を交えて試行錯誤を繰り返している。