3年ぶり雨のきうり天王宵祭り

健康を願いキュウリを手にお仮屋で参拝

 江戸時代から260余年続く、須賀川の初夏を代表する「きうり天王」宵祭りは14日、市内外から多くの来場者が足を運んでにぎやかに催された。水をつかさどる祭神の祭りらしく3年ぶりに本格的な雨のお祭りとなったが、浴衣姿の若者たちや家族連れがカサを手にし、お仮屋を起点に目抜き通りを練り歩いた。
 江戸時代に疫病が流行ったときに、岩瀬神社の牛頭天王(ごずてんのう)に、当時の三丁目(現・南町)特産でもあったキュウリを捧げると病が鎮まったとの云われが祭りの起源とされる。
 当地方特産品のキュウリを東北電力須賀川電力センター前のお仮屋に2本奉納し、代わりの1本と交換して持ち帰り食べると病気にならないと言われており、全国的にも珍しい奇祭として長年親しまれてきた。
 宵祭り当日は朝から雨が降り続くあいにくの天候となったが、会場となる松明通りが歩行者天国となる午後1時から学生たちを中心に多くの人出で混み合い始めた。
 例年は夕方頃にお仮屋前に長蛇の列ができるが、天気の影響か早めにキュウリを奉納する家族連れや地元住民らの姿が見られた。全長8㍍超の巨大キュウリオブジェは今年も大好評で記念撮影の順番を待つ学生や家族が多かった。
 松明通りには夏祭り定番の金魚すくいやくじ引き、たこ焼きなど152ブースの出店が軒を連ね人気を集めた。
 ウルトラマン回転焼きや商工会議所青年部の坦々麺風かっぱ麺、市内学校部活動保護者会、地元商店会・町内会のブースも出店して話題を集めていた。
 関連イベントとして芭蕉記念館ではきうり天王のいわれを紹介する民話会、8月24日開催の釈迦堂川花火大会PRスペース、須賀川初のコミュニティラジオウルトラFM生中継なども行われた。
 須賀川信用金庫本店営業部駐車場では宮先町商店会振興会によるまちなかライブも開かれ、飲み物片手に生演奏を楽しんでいた。