奇跡のあじさい感謝コンサート

奇跡のあじさいコンサートで合唱を披露する長沼中生徒たち

 長沼商工会(赤羽隆会長)、藤沼湖自然公園復興プロジェクト委員会(深谷武雄委員長)の奇跡のあじさい感謝コンサート~音楽でつなぐ絆&ふれあい交流事業~は14日、県内外から約300人が参加して藤沼湖自然公園で開かれた。
 東日本大震災の犠牲者に黙とうを捧げ、赤羽会長と深谷委員長が「あいにくの雨模様ですが、アジサイにとっては最高の日です。奇跡のあじさいの里親は、北は北海道、南は沖縄まで全国1600人、3000株になりました。長沼高は今、須賀川高との統合による存続の危機であり、地域の危機です。署名運動をしていますのでよろしくおねがいします」とあいさつした。
 午前中は8年ぶりに開通した湖畔周辺道路を歩く藤沼湖一周ウオーク(約3㌔・40分コース)やアジサイの植樹・肥料撒き、手入れ、藤沼湖俳句・川柳、地元小学生の絵画・奇跡のあじさい新聞の展示、遊歩道の散歩など自由に行動し、参加者同士で震災や長沼、アジサイについて話しながら交流を深めた。
 正午からコンサートが始まり、赤羽会長のバンドと小貫崇明長沼中校長のコラボ、口笛奏者の高木満理子さん、オカリナ奏者の五十嵐洋子さんと阿久津恵子さんが演奏、長沼中生徒が合唱を披露し、参加者たちは美しい音色を聴き、地元商店などが販売する飲食物産をたん能していた。
 両会は施設だけを復旧するのではなく、震災によって気付かされた地域の絆と先代の思いを知ることでこれからのこの地でどう生きていくかを考えようと、藤沼湖を中心に様々な事業を展開している。
 一昨年は、奇跡のあじさいを植えて復興を願い、心の交流を深める「植樹祭」、昨年は竹筒キャンドルに火を灯し冥福を祈る「お焚き祭」を開いた。