駅西地区まちづくりがキックオフ

 須賀川市とJR東日本仙台支社は11日、東北本線須賀川駅西自由連絡通路など整備について基本協定を締結した。2010年からスタートした駅西地区まちづくり計画の実質的なキックオフにあたり、国道4号線と連結する幹線道路や公園整備、東西自由連絡通路と半橋上駅舎設置など令和5年度中の完成へ取り組む。
 市は駅西地区の住環境整備と交通混雑緩和を目指しまちづくり基本計画を立ち上げ、2010年から地元住民対象のワークショップを開いてきたが、2011年の東日本大震災により一時中断を余儀なくされた。2014年に再開し、2016年まで計6回の住民協議を経て主に6項目の整備内容をまとめた。
 JR東日本との基本協定は、事業の目的や事業範囲、東西自由連絡通路などの整備に関する基本事項を定め、今年度から令和5年度中の完成に向けて事業に着手する。
 整備対象となる駅西地区は23・5㌶。隣接する上人壇廃寺跡地は史跡公園化に向け計画中で、主な整備内容は①東西自由連絡通路とそれに伴う半橋上駅舎整備②駅前広場整備③東西幹線道路や地区内道路の新設と拡幅④公園整備⑤既存駅舎を観光交流施設とした利活用(リノベーション)⑥市民と地元高校生が連携したまちづくりワークショップの6項目となる。
 東西自由連絡通路は既存の駅舎西側(現在は変電施設など設置)となり、駅舎は線路をまたぐ半橋上に整備することで、利用者の利便性向上と駅東西地区の交流を促進する。
 線路をはさんで現駅舎西向かいには広場を整備し、ロータリー化することで送迎時などの交通混雑緩和やスムーズに通行できる場所を確保する。
 東西幹線道路は用地買収や測量作業が進められており、駅西地区と国道4号線をつなぐ。ヨークベニマル西川店近脇の交差点を起点とし、福島交通須賀川営業所東側から住宅地の中を抜ける幹線道路を新設する。道路幅を12㍍(歩道込み)に広げるとともに、交差点のカラー舗装、外部からの車両侵入禁止など居住者の安全確保にも配慮する。
 既存駅舎は観光交流施設として再利用し、観光案内所や公共交通の待合所として活用し、新たな交流の場として機能を確保する。
 またよりよい駅西地区整備を目指すため、定期的に市民と地元高校生とも連携したまちづくりワークショップを開き、地区全体の振興策などを協議していく。