藤沼湖で9年ぶりのマラソン大会

雨の降る中、勢いよくスタートを切るランナーたち

 東日本大震災から復興した農業用ダム藤沼湖で29、30の両日、9年ぶりとなる「マラソン大会」と自転車競技のロードレースの一つ「クリテリウム」が初めて行われた。あいにくの雨模様だったが、県内外から計450人が出場し、復興した藤沼湖の自然を満喫しながら周回していた。
 震災前までは同湖で毎年、長沼公民館主催の藤沼湖畔マラソン大会が行われていたが、震災により湖畔を周回する道路が壊れ開催できずにいたが、今年3月に開通したことを受け、震災後初の大型スポーツイベントで同湖の復興をアピールしようとツール・ド・ふくしま(福島民報社、Link TOHOKU)が企画した。
 同湖1周は約3㌔、公園管理センター前をスタート・ゴールで行われ、マラソンは10㌔の部、ちびっ子の部3㌔、リレーの部12㌔に約280人が出場した。
 市内からは水曜ランでしょうがリレーの部、円谷ランナーズと長沼ランナーズ長沼小がちびっ子の部に出場した。
 レース前の小学生たちは「長くて走りなれていない3㌔ですが、この日のために特訓してきたので大丈夫」と話していた。
 地元勢も県外勢も住民たちと交流を深め、復興を肌で感じながら駆け抜けた。
 クリテリウムは約200人が出場、モントリオール五輪自転車競技日本代表の町島洋一さん(64)=鏡石町在住=が見守る中、全国で実績を持つ選手たちが激走を繰り広げた。
 会場では長沼物産振興協会がまんじゅうやシュークリームを販売、同湖自然公園指定管理者「おもふるハート」(深谷武雄社長)が汗や雨で濡れた体を温めてもらおうと、自慢のトン汁やナメコ汁、温泉でもてなした。
 選手たちは「復興おめでとう。湖と長沼地域の復興のシンボル『奇跡のあじさい』が力強く咲く姿、地域住民たちからパワーをもらった」と話していた。
 須賀川・岩瀬管内からの入賞者は次の通り。
◇マラソン子どもの部▽男子5・6年①近藤犀也(円谷ランナーズ)▽男子3・4年①面川零(同)③竹田蓮桜(長沼ランナーズ長沼小)▽女子5・6年③小林花蓮(円谷ランナーズ)▽女子3・4年①上杉杏佳(長沼ランナーズ長沼小)③小山杏美(同)
◇駅伝②水曜ランでしょうQ③水曜ランでしょう破