公立岩瀬病院オープンシステム委員会

「創傷」をテーマにした勉強会

 須賀川・岩瀬地方の病・病、病・診連携による地域医療のさらなる充実を目指す、公立岩瀬病院オープンシステム委員会(会長・三浦純一院長)の総会は27日、当地方の医療関係者ら238人が出席してグランシア須賀川で開かれた。これからは医療と介護が連携を深め、住民生活を基盤としたきめ細やかな医療サービス提供が必要との共通認識を深めた。
 オープンシステム委員会は、同病院が開放型病院として機能し、地域医療の充実と向上を図るため取り組んでいる。須賀川・岩瀬地方の143病院・歯科医院がシステム登録しており、昨年度のシステム利用実績は病院・診療所からの紹介数は4488件で紹介率は38%、公立岩瀬病院からの逆紹介数は5395件で率は45・7%だった。
 紹介率を診療科別にみると、内科・総診・膠原病1989件、外科458件、整形567件、眼科8件、婦人413件、皮膚44件、泌尿器561件、小児361件、心内2件、形成85件となった。
 公立岩瀬病院では睡眠時無呼吸症候群、ペースメーカー、がんよろず相談、助産師外来など専門外来を受け付けており、詳しくは地域医療連携室まで問い合わせをと呼びかけた。
 総会で伊東幸雄病院企業長は「当院は明治、大正、昭和、平成、令和と5つの時代を皆さんにお支えいただき地域医療を担ってきました。震災や産科婦人科病棟完成で施設面はここまでで、これからは医療スタッフのさらなる質の向上が求められます。地域医療を支えるためには当院だけという訳にはいきません。地域完結型の医療提供を掲げ、地域との連携をさらに深めてまいりたいと思います。地域包括ケアの構築についても保健・医療・介護が連携して、地域の中でその人らしく過ごしてもらえるよう取り組んでいきます」とあいさつした。
 三浦院長は「地域の中核病院としてこの地で医療提供を続けられるよう、在宅医療など住民の皆さんの生活を基盤とした医療・介護の提供に向けて準備を進めていきます。私たちがこの地で医療を提供していけるよう、職員と皆さんと一緒になって取り組んでまいります」と述べた。
 国分啓二須賀川医師会長があいさつし、大谷弘副院長が座長を務めオープンシステム勉強会を開いた。
 阪場貴夫形成外科部長が「当院における創傷治療の現状」、皮膚・排泄ケア認定看護師の芳賀美保さんが「持続陰圧閉鎖療法の実際」をテーマに講話し、様々な意見交換が行われた。