
囲碁を楽しみ続け54年
世界平和の思い今も
昭和40年から市内の碁会所に通い始めて今年で54年。 「ずいぶん白いの黒いのと楽しんできたよね」 と振り返る。 同じ相手と1000回以上打っても決して同じ碁になったことが無い、 そこがまた囲碁の魅力と話す。
普段は温厚な笑みを浮かべた印象が強いが、 碁盤を前にすると鋭い視線で盤上を静かに見つめる。 相手の手を読むのか、 時折り素早く視線が動き、 深く静かな集中力が見て取れた。
3月から碁会所は老人憩の家に移ったが、 週4日は仲間と一緒に楽しい時間を過ごす。
今春まで須賀川地方ユネスコ協会長を約10年務めた。 東日本大震災などを経て、 管内で4校がユネスコスクールの認定を受けたことが何よりの喜び。
毎年7月の 「平和の鐘を鳴らそう」 では、 自身の戦争体験を中学生たちに話し、 平和の尊さと大切さを伝えてきた。 世界平和の思いがさらに広がることを願っている。
今の楽しみは晩酌に飲む焼酎。 コメやムギのお湯割りが今のお気に入りとのこと。