「俳句甲子園」須賀川桐陽A惜敗、全国逃す

最優秀句を受賞した大槻さん(中央)と桐陽Aメンバー

 須賀川市を会場に初めて開催された「第22回俳句甲子園」の東北地区大会(須賀川会場)は16日、tetteで行われ、磐城Aが優勝した。初出場の須賀川桐陽Aは一歩及ばず決勝で敗れた。最優秀句には大槻千明さん(桐陽高A・3年)の「怪獣の小さき昼や風光る」が輝いた。
 NPO法人俳句甲子園実行委員会主催、市など共催。
 今年は俳聖松尾芭蕉がおくのほそ道で須賀川を訪れてから330年の年にあたり、記念の年に合わせて須賀川での地方大会初開催となった。
 俳句甲子園は全国の高校生が俳句の創作力や鑑賞力を競い合う大会で、地方大会は須賀川会場を含めて全国18都市25会場で行われ、33都道府県83校108チームがしのぎを削った。須賀川会場には須賀川、須賀川桐陽A・B、磐城A・Bの5チームが出場した。
 競技は5人1組のチーム対抗戦で、「風光る」、「ぶらんこ」、「蝶」を兼題に事前に詠んだ句を発表し、互いに批評し合って審査員が優劣を判定した。
 審査員長は桔槹吟社同人で県文学賞審査委員などを務める永瀬十悟さんが務めた。
 高校生たちは審査員らが「回を重ねるごとに緊張がほぐれて素晴らしい大会となった」と評するように、みずみずしい感性で詠んだ作品に対してはきはきとした意見交換が見られ、会場は高校生らのやりとりに熱い視線を注いでいた。
 決勝戦となった磐城A対須賀川桐陽Aの試合は、互いの秀句を批評し合う手に汗握る接戦となり、1対2で磐城Aが勝利し須賀川桐陽Aの初優勝・全国出場はならなかった。
 永瀬委員長は「全ての試合が僅差の決着となり、素晴らしい須賀川大会でした。この大会をきっかけに高校生が俳句により親しみ、来年もこの会場で開催できることを願っています」と期待を寄せた。
 最優秀句を受賞した「怪獣の~」には、審査員が特撮の聖地である「須賀川だからこそ詠める作品」と絶賛し、大槻さんは「こんな素晴らしい賞をいただけるとは思っていなかった。ここまで頑張ってきてよかった」と笑顔を見せた。
 俳句甲子園全国大会は8月16日から松山市で開かれる。出場校は20日に大会HPで最終発表される。
 須賀川会場の地元出場生徒は次の通り。
◇須賀川=青津岳宙、車田亮太、江藤心、有馬朋輝(3年)諸根麻菜(2年)
◇須賀川桐陽▽Aチーム=大槻千明(3年)滝田翼、佐藤由美(2年)土居陽香、深谷茉那、岡部蒼衣(1年)▽Bチーム=森田千夏(3年)安齋美咲、小磯桜雪(2年)佐藤さくら、渡邉開登(1年)