芭蕉来訪330周年で有馬国際俳句協会長が講話

記念講演する有馬会長

 松尾芭蕉須賀川来訪330周年記念事業「おくのほそ道と俳句」記念講演会は14日、市民や俳句愛好者ら約110人が参加してtetteで開かれた。
 江戸時代の俳聖松尾芭蕉は今から330年前の1689年、門人の曽良とともに奥州に向けて「おくのほそ道」行脚に出立した。かねてから親交のあった相楽等躬を訪ねた一行は陽暦6月9日に須賀川入りし、地元俳人らと連歌の会を開き近隣の名所旧跡を訪ねるなどして7泊8日を当地で過ごした。
 記念講演会は来訪330周年記念事業の一環で行われ、講師に国際俳句交流協会長で元東大総長、現同大学名誉教授の有馬朗人さんを迎え、「西洋の詩、東洋の詩、特に俳句」をテーマにした講話を聴いた。
 講演は東洋詩と西洋詩の違いについて、特徴的な文明と作品を紹介しながら解説し、新元号の出典元となった万葉集、明治に活躍した正岡子規の働き、海外に広がった俳句など紹介した。
 最後に俳句は誰でも詠むことができ楽しめるので、異文化を持つ人との相互理解を深めるためにも俳句を作りましょうと呼びかけられた。
 なお芭蕉記念館では記念事業として、16日まで小野塚虎男「芭蕉おくのほそ道」版画展、「切手からみたおくのほそ道の世界」展を開いている。