本町商店会の芭蕉まつりにぎわう

芭蕉さんとさいころゲームを楽しむ女の子

 須賀川市本町商店会(水落行男会長)の第15回芭蕉まつりは9日、結の辻と芭蕉会館で大人から子どもまで楽しめる各種イベントを繰り広げ、前日の雨もあがり多くの来場者でにぎわった。町内の尾形政一さん扮する“芭蕉さん”も人気を集め、一緒に遊ぼうのコーナーは順番待ちの列が出来ていた。
 今も俳聖と呼ばれる松尾芭蕉が、江戸時代に弟子の曽良とともに東北各地を吟行した「おくのほそ道」の途中で、須賀川を訪れたのが陽暦の6月9日で、本町商店会では毎年この時期に合わせてイベントを開き、まちなかのにぎわい創出を演出している。
 松尾芭蕉は本町町内に住み、須賀川宿の駅長で須賀川俳壇の祖とも呼ばれる相楽等躬宅を訪れ、7泊8日の滞在期間中に地元の俳人らと俳諧を楽しんだり、当地の名所旧跡などを訪ねて、代表作「風流のはじめや奥の田植え唄」などの俳句を詠み、今も連綿と続く須賀川俳句文化が築かれた。
 この作品を基とした、芭蕉記念館を補完する新施設「風流のはじめ館」は、町内の旧郷学所跡地に7月着工で年内の完成を目指して整備される。
 開会式で水落会長は「これからも多くの人が訪れるイベントを目指します」とあいさつし、昨年も好評だった8月のビアガーデンの実施を予告した。
 来賓の橋本克也市長(代読)、渡邉達雄商工会議所会頭、宗方保県議、大倉雅志市議会副議長が祝辞を述べ、水落会長はじめ来場者が事前に詠んだ俳句を披露した。
 イベントは金魚すくいや綿菓子などの出店や腹話術のステージ、季節を楽しむ和菓子とお茶、芭蕉記念館では昔遊びは芭蕉クイズなどが行われた。
 芭蕉さんと遊ぼうは、サイコロゲームや輪投げなどを楽しみ、芭蕉さんに勝ったらお菓子がもらえる人気コーナーで、参加した子どもからはサイコロの目の大きさに一喜一憂する歓声がにぎやかに上がっていた。
 ほかにもパコパコ競走や毎年人気のお楽しみ抽選会、芭蕉にちなんだ俳句大会なども盛り上がった。