高校生らの俳句の集い

俳句や季語などについて学ぶ高校生たち

 桔槹吟社(森川光郎代表)の「須賀川俳句の集い」は1日、須賀川や須賀川桐陽など高校生と俳句愛好者、桔槹同人ら約50人が参加して市産業会館で開かれ、高校生を対象とした事前投句の特選には渡邉開登さん(須賀川桐陽高1年)「かたつむり紫色の旅を征く」などが選ばれた。
 様々な世界や心情、風景などを575の17文字で表現する、俳句の奥深い世界について理解を深め、読み手の楽しさを知ってほしいと高校生らを対象に参加を募り、若手俳人らを講師に迎えて毎年開いている。
 はじめに森川代表が自身の戦争体験や俳句との出会いなどを紹介し、「皆さんの人生の中で必ず俳句と出会う瞬間があります。そこでしか味わえない楽しさをぜひ知ってほしい」とあいさつした。
 講師には俳句四季新人賞を受賞し、俳誌「群青」所属の小山玄黙さんを講師に迎え、「実物主義~生活の工夫としての季語」をテーマに講演した。
 高校生の俳句と俳句甲子園の魅力や珍しい季語の話しなどを盛り込みながら、記入型テキスト形式の資料で俳句の魅力について紹介していった。
 午後からは須賀川牡丹園で吟行会が行われ、季語を探しながら各自2句ずつ提出し、出席者同士で句についての意見交換も行った。吟行会で詠まれた優秀作品は後日掲載する。
 事前投句には地元高校はじめ郡山商業、葵、会津学鳳、白河旭、会津など各地の高校から124作品の応募があり、小山玄黙さんと森川代表が特選・入選16句を選んだ。
 地元高校の入賞作品は次の通り(全員須賀川桐陽高)。
◇小山玄黙選▽特選=渡邉開登(1年)「かたつむり紫色の旅を征く」▽入選=佐藤さくら(1年)「咲き誇るかんざしのごと藤の花」▽深谷茉那(同)「振り向けば湯浴みの後の牡丹かな」
◇森川光郎選▽入選=遠藤華和(2年)「夕焼けや右手につなぐ祖父の影」、深谷茉那(1年)「振り向けば湯浴みの後の牡丹かな」