回遊性など向上へ「スモール拠点」

ヤシロ時計店隣のスモール拠点

 須賀川市中心市街地活性化協議会(会長・渡邉達雄商工会議所会頭)は今年度から「歩いて暮らせるまちづくり」を掲げ、まちなか活性化に向けて5事業を展開していく。回遊性と集客力向上、情報発信を目的に進めてきた「スモール拠点」活用事業が市内2カ所で6月からスタートする。
 「歩いて暮らせるまちづくり」プロジェクトは総事業費2500万円で、スモール拠点活用事業にはそのうち1750万円が割り当てられる。
 スモール拠点活用事業は中町地内のヤシロ時計店隣とオサダ自転車店跡地の2カ所にSUS社製ユニット3基を建設し、新たなまちなかの魅力創出を目指す。

旧オサダ自転車跡地のスモール拠点

 こぷろ須賀川が取り組むwebによる情報発信「すかがわのおと」拠点施設、これまで須賀川では見られなかった商品展開や業種の可能性を提案するポップアップ店、新規創業の後押しや各種体験講座を開く菓子製造レンタルスペースを開店する。
 ヤシロ時計店隣はポップアップ店、旧オサダ自転車跡地は情報発信拠点とレンタルスペースを配置し、6月のオープンに向けて建設・開店作業が急ピッチで進められている。
 「すかがわのおと」は市から委託制作・運営するもので3月20日からweb公開をはじめ、中心市街地の魅力発信とイメージ向上を図るため、ターゲットを明確にした市民モニターによる記事制作・配信に努めてきた。スモール拠点の1施設を編集場所として活用することでさらなる配信強化を目指していく。
 3つのスペースはともにオープン以来25万人を超える来館者で話題のtetteから徒歩3分圏内にあり、まちなか商店街ともタイアップした新たな回遊性向上や情報発信にどのような形でつなげていくか、今後の取り組みが注目される。
 スモール拠点活用事業のほか、先月26日から始まったシェアサイクル運営事業、「すかがわのおと」による市民モニターの魅力発掘とエリアイメージ向上、公共交通機関連携促進など5事業に取り組む。
 目指す都市像に「また遊びに来たくなる魅力にあふれた街」を掲げ、2023年までの5カ年で休日歩行者通行量1日2689人、新店舗出店36店を目標に事業展開していく。