7月に博物館「めったに展示しないもの展」

今年度事業など協議する博物館・民俗資料館協議会

 須賀川市立博物館・市歴史民俗資料館協議会(西間木俊夫会長)は24日、博物館で開かれた。博物館は現在、企画展「院展の大家・松尾敏男と須賀川」を開催中で、7月23日から所蔵する様々な資料が並ぶテーマ展「めったに展示しないもの展」を。民俗資料館は6月3日から長沼地区の生活に密着した服飾小物などを紹介するテーマ展「くらしと衣(仮)」を開く。
 橋本克也市長と西間木会長が昨年の事業を振り返りながら「地域の歴史・文化・特撮技術を次世代へ伝承するため、市内に残る文化財や資料を十分に活用し、イメージアップに努めていきます」とあいさつし、昨年度事業実施状況や今年度事業計画など協議した。
 昨年度の博物館事業状況は、相楽等躬生誕380周年記念企画展「須賀川俳諧の祖―その名は等躬―」に1526人、「雛人形店」に2318人、常設展「須賀川の歴史と文化・亜欧堂田善展示室」に1963人が来館した。
 資料館のテーマ展「暮らしの中の熱と光」に248人、「素材と道具~稲作から生まれる道具~」に894人が来館した。
 今年度の博物館企画展は、同館所蔵の様々な資料が並ぶテーマ展「めったに展示しないもの展」は7月23日から、須賀川城下町絵図などが並ぶテーマ展「二次元の須賀川―絵画・絵図・写真―」は10月29日から、全国的な人気を誇る企画展「雛人形展」は2月4日から実施する。
 資料館は長沼地区の生活に密着した衣類や道具、服飾小物などを紹介するテーマ展「くらしと衣(仮)」は6月3日から、明治時代の携帯用筆記用具など旅に欠かせない道具や古地図など展示する「旅の民俗(仮)」は11月1日から。
 昨年度寄贈された新収蔵資料の兜(江戸時代)、雛人形御殿飾雛(昭和36年)一式、享保雛(江戸時代)及び節句人形等25点、段飾雛(昭和時代)及び節句人形等35件41点を報告した。
 現在は松尾敏男画伯の代表作を展示する「院展の大家・松尾敏男と須賀川」が26日まで開かれており、会員たちは協議終了後に鑑賞し、須賀川牡丹園で描かれたスケッチや松尾財団が所蔵する2009年の「月輝く古都」、牡丹画など日本美術院の正系に位置しながら新画境に挑む鼓動を感じる大作の数々を見て回った。
 松尾画伯(大正15年~平成28年)は、須賀川牡丹園の古い歴史と花の美しさに魅了され、昭和40年代から晩年までほぼ毎年、自宅があった横浜市から同園に足を運び写生に没頭、ボタン画は命の輝きが表現され各方面から高い評価を得ている。