須賀川市赤十字奉仕団30周年式典

橋本市長から感謝状を受ける加藤さん

 人道・博愛の精神のもと地域の社会福祉活動に尽力してきた須賀川市赤十字奉仕団(林美枝子委員長)の創立30周年記念式典は19日、市文化センターで開かれ、貢献者に感謝状を贈るなどして活動を振り返り、「人間の命と尊厳を守る」という使命を再認識し、次の世代へ社会奉仕の精神と行動を引き継いでいく決意を団員144人が新たにした。
 同団は昭和63年に結成されたボランティアサークルを前身に、平成元年5月に創設され、30年にわたり老人施設や障がい者施設への慰問、奉仕作業、公立岩瀬病院の受け付け作業や介助活動、献血事業の推進など地域に根ざす社会奉仕活動を行ってきた。
 式典は奉仕団員の信条唱和、「あこがれの赤十字」斉唱で始まった。
 林委員長は「多くの関係者に温かく見守られ、また故・國井正子初代委員長を中心とした先輩諸氏のご労苦とご努力により30年を迎えることができました。震災から8年が過ぎたが、当時の奉仕活動で数々の教訓を得ることができた。特に備えの重要性を実感し、防災意識向上のため関係機関の協力で現在もセミナーを続けている。今後も大切な命を守り、安全で安心した生活を送れる知恵を発信してまいりたい」と式辞を述べた。
 日本赤十字社県支部須賀川市地区長の橋本克也市長、同支部の篠木敏明事務局長が祝辞を述べた。
 これまでの活動を顕彰するため須賀川地区長と同団委員長の連名による感謝状が加藤孝子さんら13人に贈られ、受賞者を代表して二瓶スイさんがあいさつした。
 式典終了後、記念事業としてフリーアナウンサーの宗方和子さんを講師に迎え講演会が開かれた。
 講談風巻紙語り「繋いだ想い…赤十字への道」と題し、人道博愛を貫いた服部ケサや新島八重、大山捨松、瓜生岩子ら県出身の女性たちの活躍を紹介し、現在へとつながる奉仕の精神を解説した。
 受賞者は次の通り。
▽献血活動に貢献=加藤孝子▽赤十字事業を理解し多額の寄付=安田哲野▽ボランティア活動を通し赤十字奉仕団の活動に貢献=二瓶スイ、阿部サチ、林茂夫、渡辺光子、影山久美子、小林サチ子、安田多美子、矢部徳子、森田孝子、渡辺和子、八木沼清子