運動会につむじ風、14人ケガ

事故の現場検証をする須賀川署員

 11日午後0時40分頃、運動会を開催していた鏡石一小の校庭につむじ風が発生し、飛ばされたテントなどが頭に当たるなど児童13人、保護者の30代男性1人がケガした。脳震とうなどの心配があったため児童8人と保護者の計9人が須賀川市内の病院に救急搬送されたが、いずれも軽症で入院せず同日中に帰宅した。
 運動会の昼食中につむじ風が発生し、日よけ用に約10基設置していたテントのうち3基と折りたたみ椅子などが飛ばされた。児童たちは飛ばされたテントなどから逃げる際に転倒して擦り傷を負ったり、テントの支柱などが頭に当たるなどケガした。
 運動会実行委員会は児童を同校体育館に避難させ、今後の対応を協議し午後の部を中止した。
 関係者らによると、テントの支柱6本にはそれぞれ土のうを置いて対策していたが、土ぼこりが渦を巻き、次第に勢いが強くなり、テントが4、5㍍ほどの高さまで飛ばされたという。
 須賀川地方広域消防本部によると、同日午後1時台の管内の平均風速は4・7㍍、瞬間風速は8・7㍍で強風などの注意は出ていなかったが、県内各地は25度以上の夏日であり、現場では上昇気流などが原因で突風が発生した可能性があるという。
 同校は今後児童の容態の変化を注視し、職員会議など再発防止に向けた対策を協議、町教委と連携するなどして対応を検討していく。
 町教委は13日、特別委員会を開き、渡部修一教育長が「学校側に十分な安全対策をするよう呼びかけ、子どものメンタルケアをしてほしい」と話した。再発防止するためにも同校と連絡、調整、鏡石二小には25日の運動会時に十分な安全対策をするよう指導するなど今後の対応を協議した。