短編アニメにスポットの国際短編映画祭

短編アニメ作品の魅力を話す西村さんと百瀬さん(中)

 第31回すかがわ国際短編映画祭は12日まで、市内外から多くのファンが足を運んで市文化センターで開かれた。アカデミー賞最優秀短編アニメーション賞受賞作品をはじめ、国内外珠玉の30作品を上映し来場者らを楽しませた。
 「世界一小さな映画祭」の愛称で親しまれる同イベントは、平成元年にスタートし、昨年は第30回の記念大会を催した。
 今回は前回のアフター大会に位置付け、特撮と関連の深いアニメにスポットをあてて、第90回アカデミー賞最優秀短編安メーション賞受賞「DearBasketball」、同短編実写賞受賞「TheSilentChild」をはじめ、子どもたちの視点でカイコの生態を撮影した「お蚕さま」などを上映した。
 ゲストトークにはスタジオジブリ出身のアニメ演出家百瀬義行さんとスタジオポノックのプロデューサー西村義明さんをゲストに迎え、2人が脚本や監督などで関わった短編アニメーション作品「サムライエッグ」と「ジュディ・ジョディ」を上映した。
 百瀬さんと西村さんは短編アニメ作品の醍醐味について、「長編作品では描けない、本質的な題材やテーマをストレートに伝えることができる」と話し、それぞれの作品にかけた思いや工夫、制作に至るまでの思い出、CGと音楽をマッチングさせた演出の妙などを詳しく語り合った。
 来場者らも全く趣と味わいが異なる2作品を熱心に鑑賞し、ゲストトークとともに大きな拍手をステージに送っていた。
 ワークショップはスクリーンに投影したなぞの男「ひかりのかげお」と一緒に遊ぶ「映画に合わせて、影あそび」を行い、“かげお”と一緒に体を動かしたり、セロファンで影を作ったりして光の不思議や影の秘密を楽しく学んだ。
 また正面玄関ロビーには須賀川商工会議所女性会手作りのつるし雛飾りがたくさん展示され、かわいらしいくるみ雛が女性や子どもたちから人気を呼んだ。