市文化センター、7月から休館

7月から休館する文化センター

 須賀川市民の文化の殿堂として舞台芸術鑑賞や市民の芸術文化の参加の場として親しまれてきた市文化センターは、耐震補強工事のため7月から2021年3月まで全館休館する。工事後は耐震構造が強化されるだけでなく、ゆとりを持った座席に変更、トイレもウオシュレット付き洋式にリニューアルされるなど、より快適に利用できる施設となる。
 市文化センターは昭和56年5月の落成以来、音楽や演劇、映画、歌舞伎、ヒーローショーなど様々な公演に使用され、芸術に親しむ市民に感動を与えてきた。また市内各団体、小中高校などの発表の場として、市の文化振興に欠かせない施設となっている。
 今年6月29日には休館前最後の自主事業としてクラシックコンサート「女神(ミューズ)たちが奏でる珠玉の協奏曲(コンチェルト)」で、指揮者三ツ橋敬子さん、バイオリニスト神尾真由子さん、ピアニスト仲道郁代さんの3人と東京交響楽団の競演を予定しており、注目を集めている。
 開館以来初の大規模工事となる耐震補強工事は、平成25年の建築物耐震改修促進法の一部改正に伴い、26年8月から翌27年1月にかけて同館の耐震診断を行い、県に対して報告した。診断結果は、施設全体では倒壊等の危険性が低いとされるA判定となったが、2階の客席側壁面部や3階の出入り口部などには所要の耐震性が確保できず、部分的に倒壊する恐れがあるD判定だった。
 その改善に向けて今年度までに耐震補強基本調査、基本設計、実施設計が行われ、座席やトイレのリニューアルを含む工事内容が決定した。
 座席はこれまでより左右にゆとりを持ったものに変更する。それに伴い若干座席数が減るが、1000席以上は確保される見込み。
 またウオシュレット付きの洋式トイレとし、公演の際などに混雑が予想される女性用は数を増やす。
 成人式をはじめとする同館を利用した市の行事は工事期間中、別会場を検討して実施する予定。
 工事完了以降の使用申請は来年4月から受け付ける。