身近な歴史に親しむ街かど講演会

市内の道標など説明を聞く参加者たち

 須賀川知る古会(影山章子会長)の「第7回街かど講演会」は21日、小学生から一般まで幅広い年代の歴史愛好家ら約30人が参加して市民交流センターで開かれ、身近な文化財や道標などについて写真映像を元に詳しく学んだ。
 街かど講演会は身近な歴史や文化をテーマに詳しく学び、市内に点在する須賀川の魅力を再発見する取り組み。今回も郷土史家の永山祐三さんを講師に迎え、「須賀川の道しるべ」をテーマに開かれた。
 現代のように自動車が無かった時代、旅人は主に自分の足で各地を訪ねた。出発地から目的地をつなぐ線の旅を支えたのが一里塚などの道標や路傍の石仏であった。
 須賀川市には現在もこれら「道しるべ」が伝え遺されており、それらの中から下宿一里塚や足尾山供養塔、大町地内の石川街道道標、越久妙養寺門前道標、牡丹平追分道標などを写真映像で詳しく紹介していった。
 中でも須賀川地方を代表する大町石川街道道標は、1799年に当時の男性が盛んに信仰していた庚申構の有志13人によって建立された。県道整備事業で一時移設されていたが、整備完了後は道路わきのポケットパーク「大町よってけ広場」に建てられた。
 参加者らは資料をもとに当時の須賀川宿や旅人を支えた道標について想いを膨らませていた。
 街かど講演会終了後は、毎回好評の牡丹しるこの振る舞いがあり、口いっぱいに広がる甘い幸せに参加者らも笑顔いっぱいになった。
 須賀川知る古会の活動成果を展示する「第10回記念 街かど発表会」は24日まで、市民交流センター1階西側のでんぜんホールで開かれている。
 朝日稲荷神社境内で実施した神楽殿寺子屋、私たちの須賀川見つけ隊などの活動成果を写真パネルや映像で紹介したほか、市内小学生と一緒に活動した「須賀川を調べ隊」(須賀川一小6年生)の壁新聞や「ふるさと探検隊」(須賀川二小6年)発表会映像も会場で紹介している。開場時間は午前10時から午後6時。最終24日は午後3時まで。