火災件数が過去5年間で最多

 今年は春先から大気の乾燥や強風などの影響で火災が多発している。須賀川地方広域消防本部によると管内では3月から今月11日現在まで、23件の火災が発生しており、過去5年間の3月から5月までの発生件数と比較しても最多となっている。同本部をはじめとする関係機関・団体は警戒を強め、火の取り扱いや、違法なゴミの野外焼却などに注意を呼びかけている。
 同本部によると今年3月から今月11日までの火災23件のうち、建物7件(前年比1件増)、林野5件(同1件減)、車両1件(同増減なし)、その他10件(同4件増)。
 過去5年間の火災では建物が43%、その他が29%、林野が14%、車両が13%という比率だったが、今年は特に休耕田や枯れ草などのその他火災が多発している。
 原因別にみると「枯れ草焼き・たき火」が11件で最も多く、「タバコ」2件、「その他」4件、「不明」5件だった。
 26年から30年までの原因別分類の件数では「枯れ草焼き・たき火等」が最多の26件で、2番目に多い「風呂かまど・ボイラー」の6件と大きな差がついている。
 ゴミの野外焼却(野焼き)は廃棄物の処理及び清掃に関する法律により原則禁止されている。
 ほとんどの家庭用焼却炉は適正な処理基準を満たしておらず、野外焼却とみなされた場合は5年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金、または併科となる。
 住宅に隣接する土地でドラム缶などを使って燃やしたゴミが風にあおられて、住宅や林野に燃え移る可能性などもあるため、法律とモラルを厳守した行動が求められる。
 同本部では多発する火災を受け、防災行政無線やウルトラFMを利用した広報活動や、消防車による防火巡回を適宜行い、不注意などによる火災の予防を強く呼びかけている。