フロンティア

No.33

きくち ゆきひさ菊地有希久さん(24)

研修医・御嶽山神社禰宜 須賀川市大町479


医療と神道で仁術極める

将来は地元須賀川で

 尊敬していた祖父が中学生のときに病気で亡くなった。 そこで感じた悔しさがこの道を志すきっかけとなった。 高校から大学までの道筋を自分の中で描き、 真っすぐに歩き続け、 この4月から郡山市の総合病院で研修医としてのスタートを切った。
 実家は市内大町で神事を司る御嶽山神社で、 禰宜としての顔も持つ。 2つの根底に共通するのは、 人に寄り添い、 困っている人に笑顔で手を差し伸べる祖父が体現していた生き様だった。
  「自分が相手にするのは病気ではなく患者さんの人生そのもの。 医師として医療の力で病気を治し、 神主として心を癒やしたいです」 と目標を掲げる。
 研修では、 治療の選択が予後に大きく影響し、 より深く患者の人生に関わる脳神経外科を中心に学ぶ。 「その人にとって一番良い選択肢を提供できる医療を究めたいです」 と語った。
 将来について 「最終的には須賀川に戻り、 例えば脳卒中などを迅速に治療できる医療・体制の整備に、 学んだことを還元したいです」 と前を見据えた。