「なたねの雫」利用拡大へ町内外モニター

利用モニター代表に贈呈する遠藤町長

 鏡石町は平成29年から取り組んでいる「かがみいし油田計画」で精製した油「なたねの雫」を広めるために25日、町内30人、町外5人、県外2人、町商工会飲食店部会員34人の利用モニター代表に遠藤栄作町長が油を町長室で贈呈した。
 遠藤町長は「町の全体面積の約半分は農地だが、東京ドーム20個分約81㌶が耕作放棄地になっている。解消と発生防止のため油田計画として放棄地にナタネやエゴマの栽培を始め、油を搾油した。この油の使用感想やレシピなどを提案していただきたい。4月中旬には見頃を迎える菜の花畑もお楽しみください」とあいさつし、代表の小林静子さん(中町)と滝口博部飲食店部会長らにナタネ100%使用の油を手渡した。
 後日、モニターからアンケートをとり、料理のプロの立場からおすすめの利用法や使用感、一般家庭料理での活用法などのアイデアを提案してもらい、レシピ開発などにつなげていく。
 町は問題となっている耕作放棄地増加への対策と新たな地場産品の創出、町民の健康づくりのため、平成29年9月からし油田計画を推進、耕作放棄地にナタネを蒔き、昨年6月に収穫したナタネから油「なたねの雫」を精製した。
 悪玉コレステロールを減らし、動脈硬化や血圧を下げる働きがあると言われるオレイン酸や健康機能を保つアルファリノレン酸を豊富に含んでいる。エルシン酸を含まないキザキノナタネを100%使用し、過度に加熱をしない薪焙煎・圧搾法で丁寧に搾油し、一般のサラダ油に比べ酸化しにくく揚げ油として繰り返し使用することができる。
 科学薬品や添加物などを使用せず出来上がった油を町民に提供するため、鏡石まちの駅「かんかんてらす」で数量限定で販売している。価格は250㌘500円、820㌘1400円。天ぷらや炒めもの、オリーブオイルのように生野菜にかけたり、サラダドレッシングやマリネなどにも使用できる。