公金紛失で25歳市職員逮捕

 昨年11月に発覚した須賀川市役所内公金紛失について、須賀川署は17日午後1時22分頃、窃盗の疑いで須賀川市大町450―1、市環境課職員の小原俊臣容疑者(25)を逮捕した。本人は容疑を認めているという。
 同署の調べでは昨年8月10日から11月2日にかけて、市役所環境課内において市の公金22万6750円と職員親交会費6万750円の計28万7500円を盗んだ疑い。
 公金約22万円は畜犬登録及び狂犬病予防注射済み手数料として市内6動物病院から集金したもの。
 環境衛生係の担当職員が預かり、課内手提げ金庫に保管したが、公金管理に関する庁内マニュアルが守られなかったなどの問題があり、同金庫から小原容疑者が現金を盗み出したとみられる。
 公金が管理されていた市役所カウンター内には職員のほか警備員や清掃員など入場が制限された場所であり、紛失発覚後から職員犯人説が最も可能性が高いと市民の間でもうわさになっていた。
 逮捕された小原容疑者は2014年に市役所入庁。環境課勤務は2017年10月からで、環境衛生係として手数料徴収業務などにも携わっていた。市は18日朝から緊急会議を開き、今後の対応などについて検討し、午後1時から記者会見を行った。
 関係者に対する取材では、小原容疑者は複数の同僚などから借金を繰り返しており、公金紛失発覚後の市の取り調べに対して容疑を否認し続けていたとの情報もある。警察の取り調べに対しては容疑を認めているという。
 公金紛失を受けて橋本克也市長は開会中の3月市議会(19日閉会)に自身の4月給与2割減の追加議案を提出している。職員逮捕に対しては「この度、環境課の公金紛失事件について、市職員が犯人として逮捕されましたことは、誠に遺憾であり痛恨の極みであります。職員に対しては、常日頃から公務員としての自覚を持ち、公務にあたるよう指導してまいりましたが、公金に手を付けるという、あってはならないことをしてしまい、公務に対する信用を著しく失墜させましたこと、深くお詫び申し上げます。逮捕された職員に対しましては、厳正に対処いたしますとともに、失った信頼を取り戻すべく、私を筆頭に、職員一丸となって業務にまい進する所存であります。皆様に重ねてお詫び申し上げます」とコメントを発表した。