渡邉監督ら市長に「ハッピーアイランド」公開報告

橋本市長と懇談する渡邉監督(左から2人目)たち

 須賀川市出身の監督が市内を舞台に東日本大震災後の農家や若者の姿を描いた映画「ハッピーアイランド」の県内劇場公開を8日に控え、渡邉裕也監督、主演の吉村界人さんと出演者の三輪江一さんは6日、市役所を訪れ、橋本克也市長と面会した。
 作品は渡邉監督が、震災後に風評被害の中で農業を続けた今は亡き須賀川の祖父の姿から映像化を企画したもので、平成27年12月に市内の大栗区民館や東部地区の農地などで撮影した。
 主役である県外の若者・真也(吉村界人さん)が萩原聖人さんら演じる須賀川の農家の元で3カ月間の農業実習を受け、その間に直面する風評被害の実態や福島で農業をすることの意義、自分が進むべき道を探す物語となっている。
 橋本市長は「県内の苦悩を前向きに表現する素晴らしい映画で、ありがたく思っている。風評被害の払拭のためこの映画を観て理解してもらうのが近道だ」と話した。
 渡邉監督は「皆さんの力で映画を完成させられた。多くの人に観てもらうまでが大切だと思う」、吉村さんは「福島の人たちが前を向いている姿が伝わってほしい」、三輪さんは「福島の農家の強く生きる姿勢をウソのない演技で演じたつもりなので、ぜひ劇場で確かめてもらいたい」と述べた。
 映画「ハッピーアイランド」は、昨年12月に阿武隈時報社の紙齢2万号を記念して県内初の先行上映会を市文化センターで開いた。
 県内では8日からフォーラム福島、イオンシネマ福島、ポレポレシネマズいわき小名浜、まちポレいわきの4劇場で上映される。