中学生18人が本物の医療機器で手術体験

モニターを見ながら疑似体内でカメラを操作

 将来の福島を支える医療人育成を目指す、公立岩瀬病院の「手術体験セミナー」は23日、須賀川・岩瀬・郡山地方の中学2年生18人(男子11人、女子7人)が参加して、同院手術室で開かれた。電気メスや胃カメラなど実際の手術機器を使った体験に参加者も真剣な表情を見せていた。
 同病院の地域社会貢献活動として、次代を担う中学生を対象に実施しており、今回で9回目を数える。
 須賀川・岩瀬地方を中心にこれまでも多くの中学生が参加し、過去の受講者の中には実際に県立医大などへ進学して医療の道を志す学生も輩出してきた。
 今回も一人でも多くの生徒が医師や看護師の仕事に触れ、医療に興味を抱く機会になればと、実際の手術室で本物の医療機器を使い、最前線で患者の生命を守っている医師や看護師らが活動をサポートした。
 オリエンテーションに続いて5つのグループに分かれ、腹腔鏡手術・泌尿器科手術体験、電気メス・超音波メスを使った切開体験と自動縫合・吻合器体験、模擬皮膚縫合・模擬血管結紮体験、胃カメラ操作体験、整形手術体験を順番に挑戦していった。
 電器メス・超音波体験では実際に鶏肉を使った切開を行い、腹腔鏡や胃カメラ体験ではモニターを見ながらそれぞれのミッションクリアを目指して貴重な体験を楽しんでいた。
 将来は看護師を目指し、昨年は同院で職場体験をしたと話す梅田詩乃さん(西袋中2年)は「初めての体験ばかりで緊張しましたが、自分なりに結構うまく出来たと思います。すごく楽しみにしていたので、実際に現場に立てたようでうれしいです」と笑顔を見せた。
 体験セミナー終了後は全過程を修めた事を記念して、全員に修了証書が贈られた。