須賀川駅西地区の都市再生整備2020年着工

2020年着工する駅西地区(2018年撮影)

 須賀川市は新年度当初予算に「須賀川駅西地区東西幹線道路整備事業(補助・単独合わせて)」として2億61万9000円、「駅西地区都市再生整備事業(同)」に1億8338万3000円を計上した。幹線道路は年内、都市整備事業は2020年中の着工に向けて準備が進められている。
 須賀川駅西地区の住環境整備と交通混雑緩和を目指し、まちづくり基本計画を平成22年度に立ち上げたが、東日本大震災の復旧・復興工事の影響で一時中断していた。
 国の社会資本整備総合交付金事業を活用する形で26年度から基本設計策定を再開し、今年度は実施設計に基づき該当地の用地取得を進めている。
 駅西地区東西幹線道路は国道4号線と同エリアを結ぶもので、ヨークベニマル西川店前交差点から福島交通北側を通る市道を延長して新たな縦断道路を整備する。
 既存の市道は片側歩道の幅9㍍に拡幅し、新しい縦断道路は約540㍍。新道は両側歩道で幅約12㍍。東部環状線につながる市道とも接続し、計画中の駅前広場にはロータリーも設ける。
 これまで、道路拡幅部の用地買収や物件保障業務を行っている。
 駅西地区都市再生整備事業は、現在の駅舎から西側の線路上に東西自由通路を設け、改札など駅機能一部の橋上化を図る。年内は道路・公園用地の土地購入などを行い、協議中であるJR東日本との開発計画に向けた協定締結を経て、2020年着工を目指している。
 これまでの計画では東西自由通路は全ての利用者が快適に駅を往来できるようバリアフリー化を図り、エレベーターも整備する。
 現在の駅舎北側に駅前広場を整備して東西循環道路に接続するほか、住民から要望されていた児童公園や駐車場も駅近くに設ける予定で、駅北のサクラも現状維持される。
 今年度中とみられる国交付金事業の採択を経て、実施計画策定へ該当地の測量を始め、次年度から同事業に本格的な動きがみられる。
 須賀川駅周辺エリアは国道4号線にもほど近く、駅利用者も含めて朝夕の混雑が長年の課題となってきた。今回の整備事業により駅環境だけでなく同地区内の住環境向上も期待され、須賀川の「陸の玄関口」として新たな魅力と人の流れが生み出されるものとみられる。