うつみね児童クラブ館の新館は阿武隈小南側に

春から大幅に定員超過するうつみね児童クラブ館

 須賀川市は4月から定員を大きく上回る利用希望が出されているうつみね児童クラブ館について、新年度当初予算に移転整備費用を計上し、阿武隈小校庭南側に新築する方針を示した。市内公共施設として初めてリース方式を導入し、3月議会で承認されれば、業者選定などを経て今年秋頃の開所を目指している。
 現在のうつみね児童クラブ館は阿武隈小から約600㍍離れ、子どもたちは敷地外を歩いて5分ほどかけて通っている。移動中の道路は車の交通量も少なくないため、安全・安心を心配する声があがっていた。
 市内児童クラブ館のうち子どもたちが敷地外まで通っているのは、現在改築工事中のぼたん児童クラブ館を除けばうつみね児童クラブ館のみで、市としても早期の課題解決を検討してきた。
 一方で市教委がうつみね児童クラブ館の新年度利用募集をかけたところ、定員90人を大きく上回る希望があったため、施設規模などから全員の受け入れができなくなった。
 やむなく新3年生以上の子どもたち全員に入所保留通知を出し待機児童とすることにしたが、早期に課題解決を図るため、新しい児童クラブ館の整備を決定した。
 児童クラブ館移転整備事業は第8次総合計画のうち、子育て環境充実を図る取り組みで、新年度当初予算の目玉事業の一つ。
 通常の工法で事業提案した場合、設計や諸手続きを経て完成まで約3年かかるが、リース方式を導入することで半年ほどの工期で秋頃から利用を希望する全児童の受け入れを目指す。
 市は移転整備事業費3628万9000円を計上し、阿武隈小校庭南側のバックネットそばに平屋の軽量鉄骨造りの建物を整備する。
 市の推計では阿武隈小に通う児童数は今後10年間、大きく減少することがない見込み。新しい児童クラブ館はリース方式ではあるが構造も強固であり、現状の課題解決へ最速の手法であるとして採用が決まった。
 新児童クラブ館完成後は、現在の建物は利用しない。児童館機能は市民交流センターtette2階の子育て支援センターに集約して対応していく。