市内中学生の模擬議会

須賀川の将来など質問した中学生模擬議会

 須賀川市中学生による模擬議会は30日、市内全10中学校の代表24人が出席して開かれ、市内の空き家現状やtette内の中央図書館、少子化対策、ウルトラマンの使用など市政各般について質問し、橋本克也市長らと真剣に市の将来に向けて意見交換した。
 中学生に市政と議会制度について理解を深めてもらい、未来の須賀川を担う人材育成と子どもたちの意見を次のまちづくりに活かすため、昨年度に続き2回目の実施となった。
 各校代表は2年生の生徒会長(稲田学園は8年生の児童生徒会長)が務め、各校でまとめたテーマについて質問・再質問を行い、堂々としたやりとりに傍聴席からも熱い視線が送られた。
 須賀川一中の杉山匠磨君は「空き家の現状と市の対策」について質問した。橋本市長と関係部長はアンケート調査を基に市内には特定空き家が59軒あり、所有者に適切な管理を依頼している。昨年9月には不良案件となった空き家を自ら取り壊す場合に市が費用を一部補助しており、今後も安心できる通学路や明るいまちづくりに努めると答えた。
 須賀川二中の小川巧真君は「ボランティアの現状と募集」について質問した。橋本市長と関係部長は、tette内の中央図書館で児童生徒向けの図書を紹介するティーンズクラブのほか、各公民館のジュニアボランティアがイベント補助など活動している。震災時にはアリーナで合唱や合奏を披露していただき被災者を励ましたことは大変意義ある活動だった。地域の方々と元気にあいさつしたり、高齢者を支えたりすることも立派なボランティアであり、様々な機会をとらえて活動に参加してほしいとした。
 須賀川三中の小林和花菜さんは「特別教室へのエアコン設置と今後の計画」について質問した。森合義衛教育長と関係部長は、市内全小中学校への設置状況を説明し、児童生徒の熱中症予防対策として国の新制度を活用し、市内全小中学校の音楽室や図書室など全ての特別教室にエアコンを設置するための設計を行い、今年夏までの工事完了を目指していくと答えた。
 西袋中の田中佑樹君は「特産品のPRや風評被害払拭」について質問した。橋本市長と関係部長は、地元農産物の安全安心と魅力を発信するため、JAなど関係機関と連携して岩瀬管内市長村長のトップセールスなど積極的にPRしている。これからも消費者と対面しながら美味しさを発信するとともに、GAP取得するための経費補助を継続していく。学校給食にも約45%の地場農産物を使っており、ぜひ皆さんも地元農産物に自信と誇りを持ってほしいと呼びかけた。
 稲田学園の大賀遥斗君は「中央図書館の特徴」について質問した。橋本市長と関係部長は面積や蔵書数、tette内施設と連携したテーマごとの配架など5つの新しい特徴がある。5階の学習室や4階の調べるフロアなど従来と比べてたくさんの学習スペースがあり、今後は季節ごと、家族連れなどを対象にした楽しいイベントを考えたいと答え、来館を呼びかけた。
 小塩江中の佐久間康平君は「太陽光エネルギーの普及率と今後の目標」について質問した。橋本市長と関係部長は、平成29年度末の設置状況は2359件、総発電量は59511㌔㍗で4人家族1万6000世帯をまかなえる。市は太陽光エネルギー普及のための数値目標を設置していないが、県は2040年に県全体のエネルギー量100%相当量を再生可能エネルギーで満たすことを目標としているので、市としても可能な限り進められるよう協力する。
 仁井田中の大槻勇太君は「須賀川市での少子化対策」について質問した。橋本市長は安心して子どもを産み育てられる環境、安定した雇用環境、子どもたちの教育環境を整えることが必要。市は0歳・1歳の子育て家庭にすくすく赤ちゃん応援券、5歳の子どもが幼児教育を等しく受けられるよう授業料や保育料を無料にする給付事業を独自に行っているほか、お母さんの安心のため子育てできるよう子育て世代包括支援センターを設けて相談や支援を行っていると答えた。
 大東中の溝井菜月さんは「最近建設された商業施設や今後のまちづくり」について質問した。橋本市長と関係部長は、市は昨年4月から「まちづくりビジョン2018」を策定し、実現に向けてそれぞれの部署において26の目標実現に取り組んでいる。住みたいまち、住みやすいまちとして市民の満足度を一層向上させ、「選ばれるまちへ共に歩む自治都市須賀川」を将来都市像に、皆さんと一緒にまちづくりを進め、光り輝く須賀川市を目指していきたいと述べた。