桔槹吟社「松明あかしを詠む」

 桔槹吟社(森川光郎代表)は須賀川の晩秋を代表し、昨年11月に冬の季語として歳時記に収載された松明あかしをテーマに、今年度も「松明あかしを詠む」俳句作品を募集した。
 今年度は桔槹同人・会位の部に105句、一般の部に52句の応募があり、特選句30句が選ばれた。
 選者は森川代表はじめ同人の金子健太郎さん、佐藤健則さん、藤田光徳さん、岡本堯子さんが務めた。
 須賀川・岩瀬地方の特選受賞者・句は次の通り。須賀川市出品者は市名略。
◇同人・会員の部▽森川光郎選=水落美喜子「松明あかし家族のそろふ夕餉かな」、古河ともこ「大松明青年声を一つにす」、塩田和子(鏡石)「人波のひとりとなりて松明あかし」▽金子健太郎選=稲田スミ「ゆつたりと点火待ちをり大松明」、安藤スミ子「点火待つ大松明の無言なる」、猪越千代「人に揉まれ闇にもまれて松明あかし」▽佐藤健則選=伊勢芳子「松明あかし醤油の匂ふ路地に立つ」、永瀬十悟「近く烈し遠く美し松明し」▽藤田光徳選=伊勢芳子「松明あかし醤油の匂ふ路地に立つ」、御代田ハツ「おんおんと松明あかし山動く」▽岡本堯子選=水落美喜子「松明あかし兜太の壁のみゆるまで」、稲田スミ「松明あかし幸吉馬の背走り来し」
◇一般の部▽森川光郎選=諸根理子「松明の炎のまつりに涙ぐむ」、今井寛「大松明肩に乗せられ百の足袋」、近江美以子「鎮魂の松明あかし全市民」▽金子健太郎選=山﨑利男「松明あかし三千世界の響きなり」、今井寛「火柱の渦巻く火の粉松明あかし」▽佐藤健則選=山﨑利男「松明あかし三千世界の響きなり」、小針真知子「はじめ音炎からまる松明あかし」▽藤田光徳選=山﨑利男「松明あかし三千世界の響きなり」▽岡本堯子選=今井寛「大松明肩に乗せられ百の足袋」