鏡石町で小中校に「なたねの雫」

耕作放棄地で栽培、精製したナタネ油を町内3校に贈呈

 鏡石町は18日、かがみいし油田計画なたね油贈呈式を町役場で行い、耕作放棄地対策として栽培を開始したナタネから搾油した「なたねの雫」198㌔を鏡石一、鏡石二小、鏡石中に贈った。
 遠藤栄作町長が「平成29年度から油田計画として町内の放棄地にナタネの栽培を続け、国産の自給率が1%に満たない貴重なナタネ100%の食用油ができた。化学薬品や添加物を使わず安心・安全・健康で栄養が豊富。色や香りを感じながらおいしい給食を食べて健康で元気に学んでほしい」とあいさつし、各校の校長、教頭、代表児童生徒に手渡した。
 鏡石一小の小山啓介君(6年)は「自分たちが住む町で作られた油を使った給食が食べられるのを楽しみにしています」とお礼の言葉を述べた。
 町は県内でも有数の農業が盛んなまちだが、問題となっている耕作放棄地増加への対策と新たな地場産品の創出、町民の健康づくりのため、平成29年9月に町内約1・5㌶の放棄地にナタネを撒き、昨年収穫した1175㌔のナタネから416・9㌔の油「なたねの雫」を精製した。
 なたねの雫はエルシン酸を含まないキザキノナタネを100%使用し、過度に加熱をしない薪焙煎・圧搾法で1雫ずつ丁寧に搾油した。悪玉コレステロールを減らし、動脈硬化や血圧を下げる働きがあると言われるオレイン酸や健康機能を保つアルファリノレン酸を豊富に含んでいる。
 町の特産品として21日から1瓶820㌘1400円でまちの駅「かんかんてらす」で販売する。