「鍾馗の詩」がCD復刻

橋本市長にCD完成を報告する久米さん

 須賀川伝統芸能・須賀川絵幟と鍾馗周知を目的に制作された「鍾馗の詩」が昨年、市内狸森地内でレコーディングしたカセットテープと歌詞カードが見つかり、12月に歌手の久米マリさんがCDを制作した。
 「鍾馗の詩」は須賀川絵幟を継承する、吉野家の故大野恒夫さん(五代目青峰)が作詞、作曲と編曲は久米さんの父で狸森で民宿長寿荘を営む佐々木正さんが手がけた。
 大野恒夫さんは各所で見られる掛け軸タイプの鍾馗図を考案する傍ら作詞家としても活動し、ソウル五輪や福島空港開港などに合わせて作品を発表。息子の六代目修司さんが「ユニークな発想を持つ父でした」と振り返るほど。
 佐々木さんは90歳で亡くなる昨年まで長寿荘を営む傍ら、日本火曜芸術研究所の門下に入り、日本歌謡師範連盟の指導者演歌師範を務めるなど歌手・作曲活動を続けてきた。

「鍾馗の詩」CD

 久米さんは現在東京の東久留米市在住。平成7年の歌手デビューで市内後援会から多大な支援を受けたことへの感謝を込めて、「鍾馗の詩」を通して市のPRに少しでも貢献できればと昨年12月に制作・完成した。
 「鍾馗の詩」は演歌調の曲で、テープで遺された佐々木正さんの歌声と久米マリさんの2パターンに、カラオケ(男声・女声バージョン)が収録されている。歌詞カードに須賀川絵幟と鍾馗、須賀川の紹介文が添えられている。
 久米さんと大野修司さん、ナレーションを担当した安田きよ子さんは17日、市役所を訪れ、橋本克也市長にCD完成を報告した。
 橋本市長は「鍾馗の詩」を知っていると笑顔を見せ、「大変懐かしくうれしい報告をいただきありがとうございます」と感謝した。