あぶくま時報紙齢2万号の映画上映会

約800人が来場した「ハッピーアイランド」上映会

 「あぶくま時報」紙齢2万号記念の映画「ハッピーアイランド」上映会は16日、市文化センターで開かれ、須賀川市出身の渡邉裕也監督(26)が地元を舞台に作り上げた作品を約800人の来場者が観賞した。
 阿武隈時報社の主催、夢みなみ農業協同組合の共催、須賀川市、鏡石町、天栄村、須賀川商工会議所、岩瀬管内商工会広域連携協議会、須賀川市農業委員会、須賀川観光協会、福島民報社、福島民友新聞社の後援。
 上映会の前に阿武隈時報社の立石典幸社長が主催者あいさつ、共催の橋本正和JA夢みなみ代表理事組合長が祝辞を述べた。来賓に玄葉光一郎代議士、橋本克也市長が訪れた。
 作品は渡邉監督が、震災後に風評被害の中で農業を続けた今は亡き須賀川の祖父の姿から映像化を企画したもので、2015年12月に市内の大栗区民館や東部地区の農地などで撮影した。

須賀川への思いなどを語る渡邉監督

 主役である県外の若者・真也(吉村界人さん)が萩原聖人さんら演じる須賀川の農家の元で3カ月間の農業実習を受け、その間に直面する風評被害の実態や福島で農業をすることの意義、自分が進むべき道を探す物語。
 上映後、渡邉監督と出演者の三輪江一さん、中村尚輝さんが舞台あいさつをした。
 渡邉監督は「タイトル『ハッピーアイランド』はこのマチに住む人の幸せを描きたい、震災後の福島を批判ではなく、尊敬を映画にしたいという想いで付けた」と語り、三輪さんは「撮影を通して地元の人たちと触れ合い、我々も福島のことを忘れてはいけないという思いが強くなった。皆さんに作品を届けれられてうれしい」、中村さんは「須賀川の人たちからは心の温かさや強さが印象に残っている。皆さんがいなくては作れなかった、皆さんの映画だ」と述べた。
 作品は来年3月に新宿ユーロスペースほか、県内4劇場、映画館以外での上映会なども予定している。